いまや、世界に広がった日本の料理や食材は数多くあります。自国で日本食に触れている外国人観光客にとっても、“本場”で食べる味は格別のようです。東京・渋谷で出会った米国人は、日本の食べ物に感激し、新宿ではユニークな食体験もできたそう。いったい、どんな体験をしたのでしょうか。

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「本場はとにかくフレッシュさが違う」

　日本を代表する人気スポットのひとつで、大量の人たちが同時にすれ違っていく姿が、外国人観光客に新鮮な驚きを与える渋谷・スクランブル交差点。そこで出会ったのが、米カリフォルニアから初めて日本を訪れた、カイルさんとケルシーさんの米国人カップルです。

　2週間弱の滞在予定で、東京には前日に到着したばかり。その前には大阪、京都を1週間ほど楽しんだといいます。「新しい文化や食事とかも体験してみたかった」というふたりに、日本で食べたなかで一番おいしいと感じたものを質問すると、「寿司とラーメン！」と即答。さらに、ケルシーさんは“本場”ならではの味の印象を教えてくれました。

「とにかく素材がスーパーフレッシュ！　もちろん、カリフォルニアにも寿司とラーメンはあるんだけど、本場はとにかくフレッシュさが違うと感じたの。あと、米国のものに比べて添加物が入ってない気もしたわ」

　米国にも寿司が食べられる店はあるものの、ふたりは“本場”で食べる寿司の鮮度に感激したようです。また、素材の良さを最大限に引き出し、余計なものを加えない日本の料理人たちのスタンスを感じ取り、「添加物が入ってない気もした」といった印象を持ったのかもしれません。

　さらにカイルさんは、日本で食べたラーメンについて語ります。

「ラーメンは今のところ、3～4回食べたかな。昨日東京に来たんだけど、さっそく新宿の『一蘭』に行ったよ。あの個別になっているユニークなスペースのね」

　外国人観光客に人気の高い一蘭。米国にも店舗はありますが、カイルさんは日本で初めて「味集中カウンター」を体験したようです。

　素材の鮮度のみならず、食べる空間にまでさまざまな工夫を凝らす、日本の食へのこだわりをひしひしと感じているふたり。残りわずかな滞在期間でも、日本ならではの食事をいっぱい楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）