お団子やたい焼きなど、あんこを使ったお菓子が好きな日本人は少なくありません。しかし、日本にやってきた外国人にとっては、あまりなじみのない味ということもあり、苦手な人もいるようです。そこで、ジョージアの駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、ある和菓子を使って「外国人はあんこが苦手」かどうかを検証。その様子をX（ツイッター）で公開し、反響を呼んでいます。

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羊羹の詰め合わせを大使館のキッチンに置いてみると…

　ティムラズさんが検証に使ったのは、老舗和菓子店「とらや」の羊羹の詰め合わせ。とらやの羊羹といえば、スタンダードな手土産として重宝され、小豆と砂糖、寒天で作った「夜の梅」が定番商品として人気です。

　Xに投稿された写真には、夜の梅のほかにもさまざまな種類が。沖縄県西表島産の黒糖を使った「おもかげ」や、「はちみつ」、「紅茶」、「新緑」といった羊羹が、小型の箱に入ってきれいに並んでいます。

　お昼の時間に大使館のキッチンに羊羹の詰め合わせを置いて、検証をスタート。すると、ものの数時間でほとんどの羊羹が持ち出されていました。投稿された写真に写る箱の中には、夜の梅が数本、紅茶とおもかげが1本ずつ残っています。

　ほとんどの人が手を出さないかと思いきや、大使館の中の人たちは羊羹がお気に入りの様子。定番の味が多く残る結果になりましたが、「外国人はあんこが苦手」という説は「破られました」と報告しています。

　投稿は反響を呼び、4.7万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には、「豪華な差し入れ」「日本人では定番の『夜の梅』が最初になくなるという説もあるかと」という声のほか、「次は納豆で検証をお願いします」「各国の大使館でも検証してもらいたいですね。…やってくれないかなあ」などのリクエストも寄せられています。

　日本のさまざまな魅力を発信するティムラズさん。次はどんな検証をするのか、楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）