どうぶつ
「ここが風呂場だ。入るとろくなことがない」 新入り子ねこを指導する先住犬の姿に爆笑続出
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浴室ドアの前で、じっと中を見つめるいぬと子ねこ。2匹の表情は、真剣そのものです。ただならぬ雰囲気を漂わせる姿に添えられたコメントも絶妙で、X(ツイッター)上では1.5万件の“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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浴室の入り口で一緒に佇む先住犬と子ねこ
「いぬ『新入り、ここが風呂場だ。入るとろくなことがないから気をつけろ』ねこ『あい!』」
そんなコメントともに公開された写真には、浴室ドアの前でぴったりと寄り添って立ついぬと子ねこの姿が。まっすぐこちらを見つめる2匹は、まさに飼い主さんがイメージした会話を交わしているように見えます。
この写真がXに投稿されると、瞬く間に1.5万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「かわいい 会話聞こえてきそうな写真」「素晴らしいわんこ師匠 ねこちゃん気をつけて!」など、いぬと子ねこのかわいらしい姿にほっこりする声が。
また、「先輩の教えは正しい! うちの生後8か月児は、隙あらばそのろくなことない場所に住みつこうとするタイプです」など、共感する声も寄せられています。
絶命したきょうだいねこの隣で鳴いているししゃもくんを保護
飼い主さんのおうちには、マルチーズとポメラニアンのミックス犬で1歳8か月の男の子「おちゃづけ」くんと、元保護ねこの男の子で生後3か月未満の「ししゃも」くんが暮らしています。
ししゃもくんと飼い主さんが出会ったのは、今年11月中旬のこと。飼い主さんがバイクで高架橋を走行中、道路の端にいたししゃもくんとそのきょうだいを発見しました。残念ながら、もう1匹の子ねこはすでに息絶え、ししゃもくんは寄り添って「ニャーニャー」と鳴いていたそうです。
「毛色が似ていたので、きょうだいだと思います。2匹とも家へ連れて帰り、ししゃもを連れてすぐに病院へ。亡くなってしまった子には、『しじみ』と名付けて埋葬しました」
残されたししゃもくんもまた、健康状態は良くありませんでした。当時、ししゃもくんは生後2か月未満で、体重わずか500グラム。体にはノミが寄生し、猫風邪のため鼻水が詰まって呼吸がしづらく、ひどい目ヤニで目はふさがっていました。
「とくに右目がひどく、獣医さんから『このまま放っておくと、目の中に膿が溜まって失明する』と言われたほどでした」
その後、飼い主さんの懸命なケアにより、ししゃもくんは少しずつ回復。目がぱっちりと開き、白と黒の被毛にはツヤが出てきて、元気いっぱいになりました。