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暖冬でも油断できない水道管凍結 防止策や“もしも”のときの対処法を厚労省が紹介
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今年は暖冬といわれていますが、今期“最強寒波”が襲来し、各地で積雪が観測されるなど厳しい寒さとなっています。今年は「暖冬だから大丈夫」と、油断しがちになるかもしれませんが、“もしも”に備えての冬支度は必要といえそうです。そうしたなか、厚生労働省の公式X(ツイッター)アカウント(@MHLWitter)が、水道管凍結についての注意喚起を投稿しています。
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「最低気温がマイナス4度以下」でとくに注意 年末年始の旅行前などに対策を
北陸を中心に記録的な大雪への警戒が報じられるなど、全国各地に本格的な冬が到来。暖冬と聞いても“なんだかんだ、今年も寒い”と感じている人が多いのではないでしょうか。
雪が降らないエリアでも、急な冷え込みなどで思いがけないトラブルが生じる場合も。そのひとつが水道管の凍結です。SNSでもすでに「水道管凍結した」などの書き込みがみられ、北日本以外にも多くの自治体で注意が呼びかけられています。
厚生労働省が投稿した水道管凍結への注意喚起では、以下のようなケースには「とくに注意が必要」と呼びかけています。
・最低気温がマイナス4度以下になるとき
・就寝前や、旅行などで家を留守にするなど長時間水道を使用しないとき
・建物の外壁際などに露出している水道管
・北向きの日陰や風当たりが強いところの水道管
また、凍結防止に有効な対処法として、2つのポイントを挙げています。
・水道管に保温材を巻き付け、直接外気に触れないようにする
・水道管の水を排水できる場合は、あらかじめ排水しておく
凍結して水が出なくなった場合は、「自然に溶けるまで待つか、凍結したところにタオルなどを巻き付けて、その上からぬるま湯をゆっくりかけてください」と説明しています。
ただし、「熱湯をかけると、水道管が破裂するおそれがあります」とのことで、注意が必要でしょう。投稿では、市町村の水道局など地域の水道事業者が紹介する対処法を併せて確認するよう促しています。
これから急に気温が下がる日や、年末年始の帰省や旅行などで家を空けるなど、水道管が凍結しやすい時期です。飲料水以外にもトイレや入浴、洗い物など、生活に欠かせない水が使えなくなるのを避けるため、しっかり備えましょう。
(Hint-Pot編集部)