Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「温かい食事は心を落ち着かせます」 災害発生から3時間で炊飯方法を紹介 アイラップに称賛の声が殺到

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アイラップで炊飯やおかずの温めが同時にできる。鍋肌に袋が触らないように注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】
アイラップで炊飯やおかずの温めが同時にできる。鍋肌に袋が触らないように注意(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 心細い災害発生時、温かいごはんを食べることは、体だけでなく心の栄養にもなります。岩谷マテリアル株式会社のアイラップ公式X(ツイッター)アカウント(@i_wrap_official)は1月1日、石川県能登地方を震源とする地震発生後間もなく、温かなごはんを炊飯する方法を紹介。称賛の声が上がっています。

 ◇ ◇ ◇

普段から練習しておくのもポイント

「温かい食事は心を落ち着かせます」

 同アカウントが投稿を始めたのは、災害発生から3時間ほどが経った1日午後7時19分。元日で多くの企業アカウントがお休みしているなか、アイラップを使った炊飯方法をいち早く紹介し始めました。

 アイラップは冷凍・冷蔵保存だけでなく、電子レンジ調理や湯せん調理にも使用できる高密度ポリエチレンのポリ袋。 しかし、表示されている材質が同じであっても、必ずしも耐熱性ではないため、「湯せんする場合はメーカーが『可』としているものを準備しましょう」と呼びかけています。

○アイラップの炊飯方法
1.お米と水の割合は「1:1.2」。無洗米を20分ほど浸水する
2.袋の空気はしっかりと抜いて、上までねじり上げて、なるべく上のほうで結ぶ
3.鍋底に耐熱皿を置き、湯を沸かす。そこに2を入れる※袋が鍋底や鍋肌に付かないように注意
4.湯がグツグツしない程度の、ポコポコと泡立つくらいの温度を維持しながら20〜30分加熱する
5.湯から取り出して、10分蒸らし、よくほぐしてから食べる※取り出す際にはやけどに注意

 無洗米を備蓄していない場合は、「お米は研がなくても食べられます」とのことで、精米で問題ないでしょう。平時のポイントとして、「(米の)品種、気温など様々な条件で仕上がりが異なります。お好みの仕上がりを見つけておきましょう」と、普段からの備えとして炊飯の練習をおすすめしています。

失敗しにくく、水や燃料を節約できる

 投稿は大反響を呼び、2.7万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「素晴らしいですね。温かいお米」「以前、この方法で焼きそばも作りました。お水の再利用で何でも温められるアイラップさん、優秀すぎて助かります」など感謝の声が殺到しました。

 また、リプライの中には「普通に鍋で炊けばいいんじゃ?」という疑問の声も。それに対し、「アイラップ炊きのいいところは、洗い物がないだけでなく、簡易鍋でもうまく蒸し炊きできるところ。慣れない人が専用鍋以外で炊こうとすると高確率で吹きこぼれて、鍋底が焦げるんだよ……」と答えている人もいました。

 袋を分けて同時に鍋に入れれば、おかずを温めることができますし、人が複数いる場合にはそのまま器代わりにして食べることもできます(やけどに注意)。洗い物も出ず、水や燃料の節約にもなるでしょう。

 同アカウントによると、「アイラップは特に使用期限はございませんが、ローリングストック(買ってきたら古い方から使う防災テクニック)をオススメしております。買い置き保管は冷暗所で。特に紫外線が当たるのは樹脂の性質上よろしくありません。(一部商品を除く)」とのことで、非常用持ち出し袋にストックする場合には、定期的に入れ替えるのを忘れないようにしましょう。

(Hint-Pot編集部)