カルチャー
「日本に来るのが夢」 日本文化をリスペクトするイタリア人カップル 神社で体験した印象的なこととは
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伝統文化からポップカルチャーまで、日本特有の文化に憧れを抱いて訪日する外国人観光客は後を絶ちません。初めて日本へ来たというあるイタリア人カップルは、年越しを挟んで日本の文化をたっぷりと楽しんだといいます。日本人には身近な神社も訪れたというふたり。心に残った体験とはなんだったのでしょうか。
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年越しはホテルではなく日本式の旅館をチョイス
「日本に来るのが夢だった」というダニエラさんとロベルトさん。ふたりはイタリアの北部に位置するトリノからやってきました。クリスマスとお正月を含む20日間をかけて、日本各地をめぐる予定だといいます。
ふたりは年越しをする場所として、ホテルではなく日本の情緒を味わえる旅館をチョイスしたそう。
「完全な日本式の部屋を予約したよ。大丈夫かどうかは行ってみないとわからないし少し心配だったけれど、日本へ行くからにはいろいろトライしてみたいと思ったんだ。それに、旅館の食事も味わってみたかったからね」
絵馬に書いた願いは「秘密よ」
日本の文化に興味津々なふたりは、東京でも日本らしさが感じられる場所を訪れたといいます。
「明治神宮に行ってきたのよ。そこで絵馬を書いたの! 何を書いたかって? それは秘密よ。だって、誰かにそれを言ってしまうと叶わなくなるって聞いたから」
絵馬は、神様に祈願するときや、願い事が叶ったときなどに神社に奉納するものです。その起源は、神様に願いを叶えてもらうために本物の馬を献上していた日本の風習にあるとか。のちに、馬の絵を描いたものを奉納するようになり、今のような形になったといわれています。
神社へ行くと、日本語以外の言語で願い事を綴った絵馬を見かけるようになりました。ダニエラさんは、どんな願いを込めたのでしょうか。叶ったときには、また日本へ来て、神様に知らせてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)