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日本で「不親切な人には一人も会っていません」 米国のベビーカー夫婦、初訪日前の「緊張」吹き飛んだおもてなし精神
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新型コロナウイルスの流行が落ち着き、多くの外国人旅行客が日本を訪れはじめています。日本のセールスポイントとして多く挙げられるのが「おもてなし」。いまや世界でも使われるこの言葉を、築地で観光していた米国から来た夫婦は実際に体験し、とても驚いたようです。心に残った思い出について聞きました。
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「米国には怒っている人がたくさんいる(笑)」とジョークも
夫のブランドンさんと妻のブレスデンさん、そして子どものクインシーさんの3人家族は今回が初訪日。2018年に市場が豊洲に移転するまで東京の台所として支え、移転後も変わらず外国人からも人気を集める築地場外市場で、さまざまな店を見ながら、観光を楽しんでいました。
初の日本に「素晴らしいです。こんなにいい人たちばかりで、食べ物も本当においしい。とても美しい国です」と印象を口に。また、「街がとてもきれいですね。米国は日本のようにきれいではありません。あと、みなさん人柄が良いですね。米国には怒っている人がたくさんいるので(笑)。みんな親切です」とジョークを交えながら、それぞれの国の雰囲気の違いについて笑顔で明かしました。
今回日本を訪れたのは、熊本に住んでいるブランドンさんの両親に会うため。熊本といえば熊本城やくまモンなど有名な名所や名産がありますが、その中でも2人の心に大きく響いたのは壮大な自然でした。「阿蘇山がクールでした。また上色見熊野座神社も訪れましたが、とても印象に残っています。参道には階段が多く、境内はとてもきれいでした」とうなずいていました。
「とても親身になってくれます」と感激
まだ小さいクインシーさんと訪れた日本。慣れない育児の中、言語や環境が全く異なる地を訪れることに大きな不安を感じていたようでしたが、それも杞憂に終わったようです。
「ベビーカーがあったり、いつもより行動に時間がかかるので、小さな子どもを連れてくるのはとても緊張しました。だけど、日本ではみんないつでも誰かが私たちを助けたいと思っていて、とても親身になってくれます。不親切な人には一人も会っていません。みんなとても素晴らしいです」
2020年東京五輪招致の際、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが発したことで世界的に有名となった「おもてなし」。全ての日本人に根深く浸透しているこの文化は、外国人にとって驚きをもってとらえられたのかもしれません。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)