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藤井聡太八冠 午前のおやつはいちごのかわいいスイーツ ランチは熱々のハンバーグ 王将戦第2局1日目“勝負飯”まとめ
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昨年、王座のタイトルを獲得し、史上初の八冠(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖・叡王)独占という快挙を成し遂げた藤井聡太八冠。今年初のタイトル防衛をかけた、第73期ALSOK杯王将戦七番勝負第2局1日目が20日、佐賀県上峰町の老舗料理店「大幸園」で行われました。挑戦者は菅井竜也八段。両者の熱い戦いはもちろん、コンディションを左右する食事にも注目が集まりました。1日目に両者が選んだ“勝負飯”を振り返ります。
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佐賀県産のフルーツをふんだんに使ったスイーツが登場
栃木県大田原市の「ホテル花月」で7日、8日に行われた第1局では、藤井八冠が勝利しました。白星スタートで弾みをつけた藤井八冠がそのまま第2局も制するのか、それとも菅井八段が一矢報いるのか。多くのファンが見守るなか、両者の“勝負飯”にも熱い視線が注がれました。
佐賀県上峰町の老舗料理店「大幸園」で行われている今回の一戦。食事には佐賀の名産品が並びました。
まず、藤井八冠が午前のおやつに選んだのは、「佐賀ブランド苺“いちごさん”のムース」と「アイスコーヒー」です。“いちごさん”は、佐賀県のいちご生産者によって開発された品種で、色や形の美しさだけでなく、優しい甘さやみずみずしさも特徴とされています。ムースにはそんなジューシーないちごをふんだんに使用されており、その上にはかわいらしい目と口を描いたいちごをトッピング。「王将」と刻まれた駒をモチーフにしたクッキーも添えられています。
一方、菅井八段はドリンクのみで、「佐賀みかんジュース」と「アイスコーヒー」を選びました。佐賀県のみかんは、青果のプロもうならす絶妙な甘みと酸味のバランスが特徴。おいしさをそのまま絞ったジュースは最高の一杯です。さわやかなドリンクには、駒形のクッキーとチョコレートが添えられました。
昼食は両者ともに食欲が刺激される一品をオーダー
会場の大幸園では、和牛を使った肉料理や、新鮮な川魚の創作料理などを楽しむことができます。藤井八冠は「陶板ハンバーグ」を注文。国産の牛肉と豚肉を使用した肉厚なハンバーグを、陶板の上で焼きながら味わうスタイルです。サラダや三種の小鉢、ごはん、味噌汁などもお膳に並びました。
菅井八段は「国産うなぎの蒲焼き丼」でした。タレは、うなぎの風味と旨みを存分に堪能できるよう、幸園が独自の配合で作っているこだわりぶり。食欲を刺激する、同店自慢のメニューのひとつです。サラダやみそ汁のほか、小鉢、煮物も提供されました。
両者ともミルク感たっぷりの濃厚デザートをチョイス
長考で緊張感が漂うなか、迎えた午後のおやつの時間。藤井八冠は「ベイクドチーズケーキ」を選びました。皿の上には、濃厚なチーズケーキやいちご、柑橘、クリームが添えられています。飲み物は、すっきりとした「アイスレモンティー」を合わせました。
一方、菅井八段は「濃厚ミルクプリン~佐賀みかんマーマレード~」を注文。ミルクプリンの白に、マーマレードのオレンジが映える一品です。飲み物は、「ホットコーヒー」を選びました。
2日目の“勝負飯”は何を選ぶのでしょうか。将棋盤外にも、引き続き熱い視線が注がれそうです。
(Hint-Pot編集部)