ごちそうに目を奪われるのは人間だけではありません。X（ツイッター）では、高級そうな肉をギョロッとした目でガン見する柴犬が話題になっています。鼻を近づけクンクンしながら、今にも食いつきそうなほど接近した姿に3.7万人が爆笑。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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誕生日祝いの肉に目を奪われる柴犬　ユニークな表情が話題に

「初めて上質な肉を目にして、本能があふれ出ているご様子のいぬ。1歳のお誕生日おめでとう」

　そんなお祝いコメントが添えられた写真には、テーブルの上をじっと見つめる柴犬が写っています。目をむきながら、鼻を近づけて匂いを嗅ぐその姿は、真剣そのもの。

　テーブルの上には、バラカルビ、ロース、ハラミなどの牛肉や、沖縄県のブランド豚「琉香豚」の肉、鹿肉などのジビエまで山盛りに置かれています。たくさんのおいしそうな肉を前に、どうやら本能が呼び覚まされてしまったようです。

　この写真がXで公開されると、瞬く間に3.7万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「おめでとうございます！　目つきが笑」「目がガチ」「本能が目に表れているわ?　良いお肉買ってもらえてうれしいね　お誕生日おめでとうー」「獲物を見るような目　わんちゃんはお肉が大好きですからねー」など、夢中になる声が殺到。

　また、「目が釘付けになっているー。どれを食べたのかな？」とのコメントに対して、飼い主さんは「もちろんぜーんぶいったったで！」と答えています。

名前の由来は「ボンタンアメ」　飼い主さん夫婦に幸せをもたらしたぼんたんくん

　柴犬の「ぼんたん」くんは、寂しがりやで内弁慶なところのある男の子。大胆な行動をすることもあれば、飼い主さんの行くところにはどこにでもついてくる甘えん坊な一面もあります。

「外出しようとすると、玄関前の扉や窓に向かって高くジャンプしながら『連れて行って！』とアピール。おうちではわんぱくで元気いっぱいですが、お外に出ると借りてきたねこのようにおとなしくなり、かわいらしい表情を浮かべながらいい子を演じます（笑）」

　かわいらしいお名前は、セイカ食品株式会社（鹿児島県鹿児島市）が製造、販売する飴菓子「ボンタンアメ」が由来。鹿児島県生まれの飼い主さんは、昔から多くの人に愛されているボンタンアメのように「みなから愛され、長く幸せに育ってほしい」との願いが込められています。

　飼い主さんは昔から柴犬が大好き。ぼんたんくんをお迎えする前、わんちゃんとの暮らしについてよく考えたことがありましたが、お別れするときのことを考えると胸が痛み、二の足を踏んでいました。しかし、ぼんたんくんをお迎えしてから、その心境に変化があったそうです。

「ただ毎日が幸せで、ほかのことを考える余裕はなくなりました。今は、この子がどうしたら幸せで健康に暮らせるのか、そのためにどうすべきなのかを考える日々です。主人もすっかり柴犬派になりました（笑）」