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「肉球で踏まれて幸せな気持ち」 愛猫の実態を描いたイラストに共感殺到 「めっちゃわかる」
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寝ているときに、愛猫がそばへやってきて、甘えるようなかわいい仕草をされると「そっとしておこう」と思うもの。しかし、ときにはある試練に耐えなければならないこともあるようです。X(ツイッター)では、飼い主さんと猫の微笑ましいふれあいの“裏側”を描いたイラストに注目が集まっています。多くの共感を集め、5万件の“いいね”が。作者のねことしもべ(@nekotoshimobe)さんに詳しいお話を伺いました。
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5kgの負荷がかかっているのではなく…微笑ましいふれあいの裏側
2匹のねこたちと織りなす日常の様子を漫画やショートアニメに描き、SNSで公開しているねことしもべさん。愛猫に従順な飼い主「しもべ」と、この家のボスの「ねこ」、怒ると狂暴になる「こねこ」とのほっこりしたエピソードが人気を博し、グッズ化もされています。また、かわいらしいLINEスタンプも発売中です。
今回話題になったのは、ねことしもべさんが普段から「ねこ」とのふれあいで感じている、リアルな心情を描いたイラストです。
「一見 5キロ分の負荷がかかっているように見えるが」というメッセージが添えられたイラストには、寝ている「しもべ」のお腹の上でくつろぐ「ねこ」の姿が。幸せな光景かと思いきや、「しもべ」は眉間にシワを寄せています。
このとき、「ねこ」は前足を折りたたんで“香箱座り”をしていたのではありません。そのため、「しもべ」は苦しい表情に……。「下から見るとこうなので」と続くイラストでは、このとき「ねこ」がどのようにしてお腹の上にいたのかが描かれています。
猫との暮らし“あるある”を描いたイラストがXで公開されると、5万件の“いいね”が。引用リポストには、「めっちゃわかる」「これこれこれこれ 猫に踏まれるといつも『面積と圧力は反比例する』ってことを思い出す」「うちは2kgが4本……」「痛いところを突いてくるですよ猫様は」「香箱していただけるのを、ただ耐えて待つ」など共感の声が続出しました。
「痛みはありますが、肉球で踏まれて幸せな気持ちの方が勝ります」
愛猫とのひとときで感じた苦しみを描き、多くの共感を集めたねことしもべさん。今回の作品や一緒に暮らす猫について、詳しいお話を伺いました。
Q. 今回のテーマをイラストに描こうと思った理由を教えてください。
「猫を飼っている方に共感してもらえないかと思い、描きました。同じ経験をしている飼い主(しもべ)が私だけじゃないと知ることができてうれしかったです」
Q. お腹の上に「5kgの負荷がかかっている」状態ではないときに感じることとは?
「普段は、手足を折りたたんで面で座る『5kgの負荷がかかっている』“香箱座り”状態の方が多いのですが、座る位置を探してお腹の上をウロウロされたり、座らずに4本の足でその場で立たれたりすると、『1.25キロが4つ突き刺さっている』ような痛みがあります。痛みはありますが、肉球で踏まれて幸せな気持ちの方が勝ります」
Q. 今回の作品に登場する「ねこ」について教えてください。
「『ねこ』の名前は『ジーナ』で、7歳の女の子です。性格は、飼い主にベッタリの甘えん坊。7年ほど前、公園にいた傷を負った野良の子猫を保護しそのまま家族として迎え入れました。傷が悪化して一時は獣医さんから『助からないかもしれない』と言われたこともありましたが、治療がうまくいって今は元気です。生きのびてくれただけでありがたいので、どんなにお腹を踏まれても逆らえないです。どうぞ踏んでくださいという気持ちです」
Q. ねことしもべさんの思う、猫の魅力とは?
「見た目や猫らしい仕草など、見ているだけで癒やされるところです。また、猫は気分屋なので猫のほうからかまってくれたときはとてもうれしく、どんなに理不尽なことをされても幸せですね」
(Hint-Pot編集部)