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「味に中毒性」 外国人を魅了する日本の塩ラーメン 「チャーシューがあまりにおいしい」と絶賛した店とは

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

韓国人ユーチューバーを魅了する日本のラーメン【写真提供:パク・トドさん】
韓国人ユーチューバーを魅了する日本のラーメン【写真提供:パク・トドさん】

 日本を訪れる韓国人観光客が急増する中、日本の食文化を紹介している韓国人ユーチューバーが多忙な日々を送っています。YouTubeの飲食店紹介チャンネル『土曜日の東京』(原題は韓国語)は4か月前の動画で日本のラーメン店を特集しました。同チャンネルを運営する都内在住の韓国人会社員パク・トドさん(30代後半)は「オススメは塩ラーメンです」と断言します。その理由を聞きました。

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日本のラーメンを「とんこつ、しょうゆ、みそ、塩」に4分類

 バラエティーに富む日本のラーメン。トドさんはその種類について「とんこつ、しょうゆ、みそ、塩」と大きく分類し、好みのラーメンについて「季節にもよりますが、一番好きなラーメンは塩、次いでしょうゆととんこつが同率2位、そしてみそです。しかし、周囲の人たちからは『塩ラーメンはあまり人気がないのでは』と言われます。さっぱりしているその味には中毒性があると思いますが、確かに塩ラーメンを看板メニューにしている店は少ないかもしれません」

 4か月前に公開した動画では、塩ラーメンの魅力を堪能できる絶品ラーメン店を紹介しました。第23回TRYラーメン大賞新店塩部門で「1位」に輝いたその店は「らぁめんご恩」(東京・中野区)。韓国でも口コミで伝わっているのか、韓国人観光客用に韓国語メニューも備えています。トドさんと友人が注文したのは特製ご恩塩ラーメン(1300円)と同しょうゆラーメン(同)。一口食べての感想は「塩ラーメンは塩の味が過度に強すぎず舌にまとわりつくこともありません。そしてチャーシューがあまりにおいしいです。肉が飛びぬけたパワーを秘めていながら強すぎず、柔らかなカリスマ性を持っています。食べれば食べるほどその味の深さにはまってしまいます」と解説したうえで、韓国人観光客に対しては「塩ラーメン、しょうゆラーメン、タンタンメンなどを一度には食べられないので、最初の1杯は基本の塩ラーメンをおすすめします」と助言しています。

 YouTube動画には日本語字幕を設定していないためコメント欄には韓国人からの感想がずらりと並んでいます。

「日本ではいつもとんこつラーメンを食べてきたので、これからは塩ラーメンに挑戦します」
「いろいろな種類のラーメンを食べるのも良いですが、塩ラーメンが最高だと思います!」
「どんな味なのか想像すらできませんね~。だからもっと食べたくなる味ですね。いい映像ありがとうございます」

 トドさんは「日本に観光で訪れる韓国人がものすごく増えていますが、日本の深い魅力を体験しないまま帰る人が多くて残念です。東京は古いところと新しいところがいい具合に混ざり合っていてとても落ち着きます。韓国の大学を卒業後、日本の会社に就職して10年以上、日本に住んでいますが、日本で嫌な思いをしたことは1度もありません。日本の魅力を伝えるためにこれからも頑張って動画を撮り続けます」と笑顔で誓っていました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)