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米紙「2024年に行くべき52か所」に選出された山口市 留学中のインドネシア人観光アンバサダーが語る魅力

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

山口市の観光アンバサダーの1人オキさんファミリー【写真提供:オキ】
山口市の観光アンバサダーの1人オキさんファミリー【写真提供:オキ】

 米ニューヨーク・タイムズ紙で「2024年に行くべき52か所」のひとつに選出された山口県山口市は、新たにスポットライトを浴びた本州最西県の県庁所在地。行っておきたい観光地など、まだまだ知られていないことも多いでしょう。山口市の観光アンバサダーのひとりとして活躍する、インドネシア人のオキさんに山口市の魅力について伺いました。

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留学生28人が山口市の観光アンバサダーに 国内外へ魅力発信

 一躍脚光を浴びた山口市では、このほど山口市内の大学に通う留学生28人を「山口市観光大使」に任命し委託式を開催。2010年度から行われてきた取り組みで、山口の観光資材などを体感した留学生に、山口市の魅力を国内外に発信してもらうことを目的としています。

 そのアンバサダーのひとりが、インドネシアのアイルランガ大学獣医学部助教授でありながら、山口大学共同獣医学部に留学中のオキさん。2019年9月に妻子とともに来日しました。

 インドネシアでは首都ジャカルタに次ぐ第2の都市、スラバヤに住んでいたというオキさん。教育や研究で交流を深めて、アイルランガ大学と山口大学の獣医学部の発展を目指す国際交流協定というシステムを利用したそうです。オキさんは、山口市の印象を次のように語ってくれました。

「スラバヤは日本でいうと大阪にあたるような大都市なのですが、それと比べると、山口市は人が少ないですね。穏やかで、静かです。僕と妻のシェリは勉強するために山口に来ているので、そういう意味で山口はとても完璧な場所だと思えるんです」

 妻のシェリさんとともに山口大学に通うオキさんの専門分野は繁殖学分野。「世界でも最高の牛、和牛にはとても興味があります」と話し、勉学に励むため喧騒から離れた山口市での生活を満喫しています。

国宝瑠璃光寺五重塔をバックに妻のシェリさん、娘のシビルさんと【写真提供:オキ】
国宝瑠璃光寺五重塔をバックに妻のシェリさん、娘のシビルさんと【写真提供:オキ】

「2024年に行くべき52か所」に選出された山口市 オキさんのおすすめは瑠璃光寺

 オキさんおすすめのスポットは、瑠璃光寺。室町時代の1442年に建立された「瑠璃光寺五重塔」は、市内唯一の国宝で、日本三名塔のひとつです。山口市が「西の京都」と呼ばれる所以でもあり、600年近くもの歴史を刻みながら受け継がれています。現在は約70年ぶりとなる檜皮葺(ひわだぶき)屋根の全面改修中です。

「改修中であっても、とても美しいです。特別にデザインされたシートできれいに覆われていて、本来あるべき姿がわかるようになっているんですよ。夜にはライトアップもされます。

 インドネシアでは、このような改修中は作業員しかいません。日本は観光客のため、とても考えられていると感じます。以前神戸に行った際は、神戸ポートタワーが同様に改修中でした。しかし、そちらも本来の姿を思わせる、きれいな絵で覆われていましたよ

 改修中の五重塔では、夜間イベント「プロジェクションマッピング」がスタート。ニューヨーク・タイムズ紙での選出を受け、今後観光客の増加も見込まれることから、当初は10日間限定だった予定が3月31日まで延長されることになりました。

「ニューヨーク・タイムズ紙へ寄稿したジャーナリストに、完全に同意です。山口に来ると、とても日本を感じることができます。大きな都市はたくさんの人や外国人がいるけど、ここは日本本来の美しさなどを、感じることができますよ」

 日本本来の魅力に触れることができると、太鼓判を押すオキさん。国内外からの観光客増加に期待しています。

(Hint-Pot編集部)