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「日本は知っておくべき国」 初来日のメキシコ人が称賛するワケ 母国で広がる日本人の名声
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グローバル化が進み、海外に行かなくても、その国の情報を収集することが難しくなくなりました。メキシコ人のロベルト・ドミンゲスさんは、初来日にもかかわらず、日本に対する知識は豊富です。来日早々、「日本は知っておくべき国」と熱く語りました。いったい、どこに魅了されたのでしょうか。
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「日本には知るべきことがたくさんあります。大好きです」
ロベルトさんと会ったのは東京・渋谷です。スーツケースを引いており、この日、成田空港に到着したばかりでした。在住する首都メキシコシティーからのフライトは15時間。さらに成田からリムジンバス、地下鉄を乗り継ぎ、宿のある渋谷に降り立ちました。
日本への滞在は4日間で、その後、タイ、バリ島を回り、再び東京を訪れると言います。
なぜ、最初の目的地を日本にしたのでしょうか。
ロベルトさんに聞くと、堰を切ったように、日本への熱い思いを語ります。
「私にとって日本は知っておくべき美しい文化の国です。日本の人々は心も何もかも美しいと思います。食べ物、文化など、私が日本から尊敬するものはたくさんあります。文化というのは2つのことを意味します。古くからの日本の文化と、現代の日本の文化です。古典文化はすべての仏閣や伝統のことで、現代文化はすべての日本のテクノロジーです。だから、日本について知るべきことがたくさんあります。もちろん、日本の食べ物も大好きです」
来日したことがないのに、なぜそこまで言い切れるのでしょうか。
それは、メキシコシティーでの経験がありました。
「なぜなら、私は日本に来るのは初めてですが、メキシコに日本人の知り合いがいます。彼らは自分の仕事に対して勤勉で、とても敬意を持って取り組んでいます。それは、ほれぼれするほどです。私はとても尊敬しています。あなたが助けが必要なとき、彼らは助けてくれるでしょう。日本人には総じてそのような評判があります。
日本に来て、たとえ英語や日本語を話せなくても、誰かに助けを求めれば、彼らはあなたを助けてくれる。メキシコの日本食レストランや伝統的な日本料理店に行けば、その雰囲気を感じることができます」
仕事に対して真面目で責任感が強く、また慎ましやかというのは外国人からよく聞く日本人のイメージですね。日本に住んでいなくても、日本人のアイデンティティーは世界のいたるところで息づいているようです。
「街並みも美しいですし、知るべきことがたくさんあります。大好きです」というロベルトさん。
気になる観光地には、築地やお台場の日本科学未来館を挙げました。
「日本科学未来館には、最新のテクノロジーがあり、アートと融合したハイテクなものがたくさんあるから素晴らしいと聞いています。そこで見られる具体的な作品は分かりませんが、本当に本当にクールなものになることは分かっています」と声を弾ませました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)