どうぶつ
「ねこの写真見せて」 友人のリクエストに応えたら… 無言になったワケとは
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ねこの飼い主さんなら、友人や知人から「ねこの写真が見たい」と言われることがあるでしょう。X(ツイッター)では、友人からのリクエストに応じて愛猫の写真を見せたところ、思わぬ反応が返ってきたという投稿が話題になっています。当時の状況について、飼い主のやーこ(@yalalalalalala)さんに詳しいお話を伺いました。
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友人に愛猫の写真を送ったら… 予想外の反応に爆笑
「『ねこの写真見せて』と言うので友人に見せたが、まず生命体の認識に少々時間を要していた」
そんなユニークな報告とともに投稿された1枚の写真には、机の上に置かれた紙の上にちょこんと座るねこが写っています。頭や手足は見えず、丸まった背中だけの姿は、まるで卵型のオブジェのよう。一瞬でねこと識別することは難しそうです。
この写真がXで公開されると、4500件以上の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「毛玉ですね……」「恐竜の卵みたいですね。見たことないけど」「あら 見事にまん丸。にゃんこは後ろ姿もかわいいですね」「丸い花瓶的なオブジェというほうがしっくりする背中からおしり」など、さまざまな声が寄せられています。
大学で出会ったうにくんとやーこさん ケガを機に家族の一員に
まん丸の背中を披露したのは、元保護ねこの男の子で推定9~11歳の「うに」くん。やーこさんのおうちでは、同じく元保護ねこの男の子「ぺる」くんと一緒に暮らしています。
うにくんとやーこさんが出会ったのは、当時、よく訪れていた大学。清掃員にお世話されているねこのうち、ボス的な存在がうにくんでした。ある日、うにくんが腕をケガしているのを目にした清掃員さんが病院へ連れて行ったところ、猫エイズキャリアであることがわかったといいます。
「今後、通院も必要な状況であるため『外の生活に戻すのは難しい』との話を聞き、我が家に来ていただきました」
写真を目にしてフリーズした友人 うにくんがこのときしていたこととは?
ある日、ねこ好きな友人から「ねこ成分が足りないから補充したい」と言われたやーこさん。さっそく、うにくんの写真を差し出したところ、友人は「ん……?」と言ったまま、無言になってしまいました。
「『一刻も早くねこ成分を』と禁断症状が出ていたようだったので、画像フォルダを開いてすぐに出てきた写真を見せました。すると、友人はすぐには、ねこが写っていることを認識できなかったようです。無事にねこ成分が補充できたのかは定かではありません」
友人は、写真を見た瞬間、「用途不明の『何らかの用具』」に見えたそうです。まん丸すぎるうにくんの後ろ姿を見ると、その動揺がよくわかりますよね。
ちなみに、うにくんは、このとき机の上に置かれた原稿をめくったり閉じたりして遊んでいたそう。やーこさんは「よくやります。ボロボロです」と微笑ましく見守っているようです。
実はやーこさん、独特な文章で大きな注目を集め、Xでは12万ものフォロワーを魅了しています。2023年5月には、ファン待望の1冊「猫の診察で思いがけないすれ違いの末、みんな小刻みに震えました」(KADOKAWA刊)を出版しました。
うにくんはやーこさんのもっとも身近な読者として、原稿をチェックしているのかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)