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杏さんが日本とフランスのそば粉を比較 ガレット作りで気づいた違い 「味がしっかりしていておいしい」
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フランスの郷土料理として知られるガレット。そば粉で作った生地を薄く焼き、卵やチーズなどを盛りつけて食べるとおいしいですよね。日本でも人気がありますが、日本とフランスのそば粉に違いはあるのでしょうか。フランスで暮らす俳優の杏さんは、自身のYouTubeチャンネルでガレットを作り、日本とフランスのそば粉の違いを比較。いったい、どんな違いがあったのでしょうか。
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日本のそば粉は白くてなめらか フランスは?
料理上手として知られる杏さんは、YouTubeでさまざまなレシピを公開しています。今回作ったのはガレット。日本とフランスのそば粉の違いを見せながら「国の違いというより、恐らく品種とか、粉の挽き方の違いなのかな……なんて思いました」と解説し、生地を作っていきます。
まず、ボウルに入れた日本のそば粉に塩を加え、お水を注ぎよく混ぜます。さらに卵を加えて混ぜたら、しばらく生地を寝かせることに。その間に、フランスのそば粉で作るガレットも同様の手順で準備します。
フランスのそば粉は殻と思われる黒い粒々が目立つのに対し、日本の白いそば粉はきめ細やかで粒感が見えません。「製法の違いもありそうですが、日本のほうがなめらかで、フランスのほうがザラザラしています」と生地の質感を説明。いよいよ、ガレットを焼く工程へ進みます。
卵とチーズを投入 ガレット作りのコツも紹介
フライパンを熱し、まずは日本のそば粉で作った生地を流し込みます。広げた生地の中央にハムとチーズを乗せ、真ん中に卵をそっと投入しますが、白身が滑って生地からはみ出しそうに! 杏さんは「おっとっと……」とつぶやきながらフライパンを傾け、卵をきれいに真ん中に戻し、チーズを追加して土手を作り卵の逃亡をブロックしました。
「なんとなくガレットといえば、このチーズとハムと卵みたいなのがベーシックなのかな……というイメージなんですが、ガレットってブルターニュのほうの料理でもあるので、海産物ともすごく相性がいいんですよね。なので、おうちにある食材とか、好きなもの入れて作るというのも、ありかなと思います」
また、杏さんは「生地は今回1時間、寝かせましたが、“前日に作っておいて冷蔵庫で置いておくと、生地がなめらかになる”とおすすめしているレシピが多い」と、ガレット作りのコツも紹介しました。
完成したガレットのお味は…
折りたたむのに苦戦しながらも、日本とフランス、それぞれのそば粉で作ったガレットがきれいに焼き上がりました。生地の時点で違いがあったように、焼き上がりの色は、フランスのそば粉で作ったガレットのほうが濃い仕上がりです。
杏さんはまず、フランスのそば粉で作ったガレットをひとくち。「今回、(生地が)分厚かったかもしれないけど、その分そば粉の味がしっかりして、おいしい」と、満足のいく出来栄えのようです。
続いて日本のそば粉で作ったガレットを食べる際には、「お好み焼きみたいに三角に切るのか、四角に切るのか……とか、いろいろあるのかな?」と、切り方にも思いをめぐらす杏さん。味については、「日本のそばはやっぱり、おつゆにつけて食べるおそばが多いからなのかな……」と、そばの風味は控えめだった様子。フランスのほうが味や香りがしっかりしていると感じたようです。
ただ、どちらもおいしかったようで、いずれの粉も同じ材料や分量で作れたことから、「日本でもそば粉を買えば、ガレットが作れるってことですね。きっと朝昼晩、すべてに対応できる食材なのかなと思いました。おもしろいです。みなさんも作ってみてください」と結びました。
コメント欄には「ガレットおいしそう」「杏ちゃんの料理はプロの料理人級の才能があるんだと思う。観ているだけで食べてみたくなる」「フランスを身近に感じる素敵なお料理です 杏さんがお子様と一緒に作っている姿を想像して幸せな気持ちになりました」「フランスのそば粉使ってみたいな~」などの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)