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「ラーメンもおいしいけど…」 初訪日の米国人を魅了した日本の麺 ハマったワケとは
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言語によって発音の特徴はさまざま。日本人が何気なく使っている単語の響きが、外国人には新鮮で、思いがけない印象を与えることもあるようです。初めて日本を訪れた米国人は、日本のある食べ物を気に入るとともに、名前の響きにも魅了されたそう。いったい、どんな食べ物なのでしょうか。
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日本を訪れたきっかけは母の思い出話 仕事を辞めて旅行を満喫
米アラスカ州から初来日したブリトゥンさんとジェレミーさん、ワシントン州から2度目の来日だというケンドラさん。3人はそれぞれ別々に日本を訪れ、滞在期間も異なるそうですが、以前から友人関係だといいます。
3人の中では最長の6週間ほど、日本で過ごすというブリトゥンさん。日本を訪れたのは、母から聞いた思い出話がきっかけだったそうです。
「母親が1970年代に交換留学で、愛知県豊田市に来ていたことがあるんだよ。それでぜひ、行ってみたいと思っていてね」
日本に到着後、ブリトゥンさんは米国に住む母親に、旅の様子を電話などで報告しています。そんな母親思いの優しいブリトゥンさんですが、この旅のために思い切った行動もしていました。
「アラスカから日本は、とっても遠いところ。だから僕は、仕事を辞めて来たんだ!(笑)」
「東京、大阪、京都でも食べたよ」 名前も気に入った麺料理
すでに東京や関西にも足を運んだというブリトゥンさん。気に入った食べ物を聞いてみると、日本ならではの麺料理が気に入ったといいます。
「東京、大阪、京都でも食べたよ。同じ麺だとラーメンもおいしいんだけど、僕はうどん派かな」
のど越しも良くて、消化も良い、さらに日本のだし文化も堪能できるうどんに、ブリトゥンさんはすっかりハマってしまったようです。しかも味だけでなく、“意外なポイント”に惹かれたようで、「『うどん』という言葉がなによりもクール!」と力強く宣言しました。
単語や文法といった違いに加え、発音や言葉の響きは言語によって特徴があります。日本のうまく言えない単語や新鮮に聞こえる言葉がそれぞれあり、ブリトゥンさんにとっては「UDON」の響きがかっこ良く聞こえたようです。
地域によって、だしもさまざまで、いろんな味を楽しめるうどん。滞在期間中に、いろいな場所で堪能してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)