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藤井聡太八冠 新記録に王手をかけた王将戦で食べたのは… 第4局1日目“勝負飯”まとめ
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藤井聡太八冠に菅井竜也八段が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦七番勝負。第4局1日目が7日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われています。藤井八冠はここまで3連勝。防衛3連覇と、大山康晴十五世名人を超すタイトル戦20連覇の新記録に王手をかけています。勝負の行方に注目が集まりますが、“勝負飯”も気になるところ。1日目に両者が選んだ“勝負飯”を振り返ります。
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藤井八冠は和菓子 菅井八段は洋菓子をチョイス
今回の会場は、歴史ある料亭「無門庵」を改修し、誕生した「オーベルジュときと」。併設された食房で総合プロデューサー兼総料理長を務めるのは、日本料理店として欧州初のミシュラン2つ星を獲得した、英ロンドンの懐石料理「UMU (ウム)」2代目総料理長の石井義典さんです。
午前10時30分頃に提供された午前のおやつで、藤井八冠は「練り立てわらび餅 メープルきな粉と黒蜜」をオーダー。和菓子ですが、オレンジリキュールの「コアントロー」が練り込まれており、洋の風味を感じることができます。別添えされた小皿には、メープルシュガーを使用したきなこが。自家製の黒蜜で味の変化が楽しめます。
そこに添えられたのは、立川市内の日本茶専門店「まごころ銘茶 狭山園」の「狭山茶ほのか(冷)」。一晩かけて水出しした、コクとキレのある味わいがわらび餅によく合います。
菅井八段が注文したのは、「“ガリガリ”シュークリーム」。立川市内の「伊藤養鶏場」の卵を使用しています。ガリガリ食感を生み出している、ヘーゼルナッツの香ばしさ香るひと品。
ドリンクは、「国産バレンシアオレンジジュース」、「ハンドドリップコーヒー(冷)」の2種類を選びました。
ボリュームたっぷりのラーメンセットでパワーチャージ
午後12時30分頃、昼食休憩に入った両対局者。昼食に選んだのは、ともに「かじか出汁(だし)のラーメン」でした。
中細の自家製麺に、魚のカジカからだしをとった、さっぱりとしたスープが絡む至福の一杯。ピンク色の柔豚チャーシューがたっぷりとトッピングされています。
さらに、「行者にんにくチャーハン」と「猪餃子」がセットに。ジビエを使った餃子は、ラーメンに負けない旨味とコクがたっぷりのワイルドな味わいです。ボリューム満点の昼食になりました。
藤井八冠はふわふわスイーツを 菅井八冠はWドリンクで
午後3時頃、午後のおやつが出されました。藤井八冠は「ミルクジャムと蜜柑(みかん)のロールケーキ」をチョイス。ふわふわの生地に巻かれたクリームが、今にもあふれ出しそうなほどたっぷりです。飲み物は、香り高い「ベルガモット和紅茶」を合わせました。
一方、菅井八段はドリンクのみ。午前のおやつでも注文した「国産バレンシアオレンジジュース」と「ハンドドリップコーヒー(冷)」をオーダーしました。
王将戦は2日制で行われ、持ち時間は各8時間。終局は明日夜の見込みです。藤井八冠が新記録を達成するのか、期待が高まります。
(Hint-Pot編集部)