どうぶつ
食品サンプルと並んだ元保護ねこがお出迎え 看板ねこがいるそば店に反響 「一緒に日向ぼっこしたい」
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そば店のショーケースに並んだ、五目そばやかつ丼などのおいしそうな食品サンプル。ところが、下段の天ぷらそばの隣には、その場に似つかわしくないモフモフな姿が並んでいます。その正体はなんと看板ねこ!X(ツイッター)で話題になった写真について、飼い主のそば処大むら ペタコンちゃんねる(@oomurapetakon@oomurapetakon)さんに詳しいお話を伺いました。
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思わず二度見! 食品サンプルとともに並ぶねこ
「今日のペタくんです」
そんな一言が添えられた写真には、食品サンプルが並んだショーケースが写っています。上段には五目そばとかつ丼、中段には鍋焼きうどんとカツカレーライス。そして、一番下の段には天ぷらそばと焼肉定食の間に、見慣れない姿が……。なんと1匹のねこが下を向いて座っています。少々まぶしそうな表情を浮かべる茶シロのねこ。前足をきれいにそろえて、お行儀良く座る姿は、お客様をお出迎えしているようにも見えます。
この投稿は、6000件を超える“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「もしもし、出前をお願いします!」「かわいい。膝に乗せて、一緒に日向ぼっこしたいなあ」などの声が寄せられています。
ペタ郎くんとコンちゃんは実の親子 コンちゃんは妊娠中に保護される
今回、写真に登場したのは、8歳の男の子「ペタ郎」くんです。ペタ郎くんは、10歳になるお母さんの「コン」ちゃんと一緒に暮らしています。飼い主さんは、河川敷で暮らしていたコンちゃんを保護。その際、コンちゃんは妊娠していたそうで、2か月後に無事にペタ郎くんを出産しました。
ペタ郎くんもコンちゃんも甘えん坊で人懐っこい性格。そんな2匹のかわいらしい名前は、性格や見た目の印象から付けられました。
「ペタくんはいつも寄り添っていたのでペタくん。コンちゃんは稲荷神社の“おキツネさん”に似ていることから名付けました」
飼い主さんが営むそば処の看板ねことして出勤しているペタ郎くんとコンちゃん
埼玉県さいたま市で「そば処大むら」を営んでいる飼い主さん。2匹は飼い主さんのお店の“看板ねこ”として、秋から春先までの間、9時から30分ほどショーケースの中で“おつとめ”をするのが決まりになっているそうです。
ペタ郎くんがショーケースに入るようになったのは、8年前のこと。コンちゃんが入るところを目にして、まねをしたことがきっかけだといいます。それ以来、2匹はショーケースに入ることが日々のルーティンになっているのだとか。
飼い主さんが経営する「そば処大むら」の営業時間は、11時から14時と17時から20時で、水曜日が定休日。ペタ郎くんとコンちゃんは営業中、お客様の接待も担当し、お店を盛り上げてくれているそうですよ。おいしいそばに舌鼓を打ちながら、ペタ郎くんとコンちゃんからのもてなしを受けてみたいですね。
○取材協力: そば処大むら ペタコンちゃんねる(@oomurapetakon)さん
(Hint-Pot編集部)