どうぶつ
“絶対に笑ってはいけない法事2023” 猫があちこちから出没し5万人爆笑 「一発アウト」
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焼香を置いた経卓(きょうじょく)や脚付き御膳の下から、ひょっこりと顔を出す猫。何やら不思議そうな面持ちで周囲の様子を眺めたり、匂いを嗅いだりしています。実は、法事のため住職さんが訪れたとあるおうちに、6匹の猫ちゃんがいたそうです。その結果、“絶対に笑ってはいけない法事2023”状態になってしまったのだとか。厳かな雰囲気の中、始まった法事。その行方は? 浄土真宗本願寺派永明寺の住職・松崎智海(@matsuzakichikai)さんに詳しいお話を伺いました。
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法事にねこちゃん乱入! まさかの“笑ってはいけない選手権”状態に…
松崎智海さんは、福岡県北九州市にある浄土真宗本願寺派永明寺の住職です。「ご縁が生まれ みんながワクワクする 開かれたお寺」を目指し、ツイッターでは仏教やお寺のことをはじめお坊さんの日常を発信。親しみやすく、ユーモアたっぷりに綴られるツイートが人気を集めています。
今回話題になったのは、法事中に現れた猫ちゃんをとらえた2枚の写真。1枚目には、焼香が置かれた経卓の下から顔を出して周囲を眺めているキジ白の猫ちゃんが。2枚目には、脚付き御膳の下で“何者か”を確かめるように匂いを嗅いでいる猫ちゃんが写っています。松崎さんによると、法要が始まるときにはすでに“参列者”として猫ちゃんがいたそうです。
「絡んできたのは生後1歳の若い猫です。最初はビビって隠れていましたが、読経中少しずつ近づいてきました。大人の猫はずっと寝ていました」
読経中も自由気ままに振る舞う猫ちゃんたち。松崎さんは、滞りなく法事を進めるために平静を保とうと苦心したそうです。
「なるべく見ないようにしました。目を合わせると笑ってしまうので、お仏壇の隣にあったご遺影を見て自分を保っていました」
一方、参列者のみなさんも猫ちゃんたちに退席してもらおうと四苦八苦していたようです。
「猫をなんとか近づけまいと頑張っておられ、たまに視界に入った猫がズルズルと運ばれていました。読経中は背中を向けているので見えませんでしたが、最後のほうでシャッター音がしたので写真を撮っていたようです」
松崎さんは「ヌコ6匹のお宅で『絶対に笑ってはいけない法事2023』が開催されました」とのメッセージを添えて、写真をツイッターに投稿。すると、5.6万件もの“いいね”を集めました。
リプライ(返信)には「ご住職、アウト~!」「苦行ですね」「ニヤついちゃう」「絶対笑ってしまう!」「あかん、一発でアウトですわwwwww」「ヌコ総出で笑わせにきてる」「ひょっこりにゃん」など、かわいらしい“参列者”に目を奪われる人などからたくさんの声が寄せられました。