Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

「アメリカにはこんなにないわよ」 初来日の高校生が受けた衝撃 「至るところにあってびっくり」の光景とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アキバを堪能した米国の高校生たち【写真:Hint-Pot編集部】
アキバを堪能した米国の高校生たち【写真:Hint-Pot編集部】

 10代で経験する、初めての日本旅行は驚きの連続――。秋葉原のフィギュアショップから買い物を終えて出てきた米国のティーンエージャーは「日本はすげえ楽しいよ!」。米国高校生たちの“修学旅行”は笑顔にあふれていました。

 ◇ ◇ ◇

秋葉原をみんなで探検 「そう言えば、エヴァのいいグッズが置いてある店は知らない?」

 買い物袋を携えた大柄なケイ君は大人びてますが、なんと18歳。高校生だそうです。米ノースカロライナ州からやって来たそうで、「全部で30人のビッグトリップさ。きょうは2日目で、5日間で東京・大阪・京都・奈良・広島に行く予定なんだ。日本ではずっとワクワクしてるよ」。この日は気心の知れた同級生たちと、秋葉原を探検していました。

 もちろん、日本のアニメ・漫画が大好き。全員が“クールジャパン”に魅了されていて、ケイ君は『チェンソーマン』、ダコタさんは『進撃の巨人』、マックス君は『新世紀エヴァンゲリオン』の大ファン。ちなみに、マックス君の好きなキャラは綾波レイ。まさに王道ですね。ケイ君もエヴァファンで、「ミサト」がお気に入り。葛城ミサトは主要キャラながら、なかなか“通”なチョイスです。

 ところで、フィギュアショップではどんな買い物をしたのでしょうか。「これ、キャラの名前は分からないんだけど、みんな知ってるよね。『太鼓の達人』のあのキャラだよ。かわいいよね」とケイ君。愛くるしいデザインのぬいぐるみ、これは通称“どんちゃん”ですね。それと、ジブリ作品『千と千尋の神隠し』のカオナシのグッズのようです。

 長身のウィル君も加わって、日本旅の面白さを興奮気味に話してくれました。

 まずは、グルメ。原宿で名物クレープに舌鼓を打って、世界で人気の本場のラーメンを堪能。「トンコツが好きだね」とマックス君。濃厚でジューシーな味わいは「アメリカでは食べられない味だよ」と、すっかりお気に入りのようです。日本語を少し習っているというケイ君は「ラーメンも、うどんも好きです」と教えてくれました。

 ケイ君が日本に来て驚いたことは、「クリーン」なこと。「いやマジでクリーンだよ、日本は。道路にゴミ1つ落ちてないんだ」。

 それに、日本では日常でどこでも見かける、あるものにも目を丸くしました。

「自動販売機が至るところにあってびっくりだよ。だって、今ここを見渡すだけでも、5つも6つも置いてあるじゃないか。アメリカでは1つの通りに1個ぐらいしか見かけないよ」

 日本では、うどんやそばといった食事が出てくる自販機があり、“レトロ自販機”はちょっとした話題を集めています。他にもバラエティーに富んだ商品を売る自販機がたくさん世の中に登場しています。

「アメリカの自販機はドリンクばかりで、あってもスナックぐらいさ。日本には、食べ物が出てくる自販機があるんでしょ。すごいよね。それに、日本の自販機は100円でジュースが買えるのにも驚きさ。アメリカだと、4、5ドルもするんだよ」。自販機事情に驚嘆の表情です。

 ダコタさんは「あちこちにセブンイレブンがあるよね。本当によく見かける。アメリカにはこんなにコンビニエンスストアはないわよ」。日本は世界的にも多くのコンビニ出店数を誇っていて、米国の若者にとっては新鮮に映ったようです。

 取材が終わりそうになると、「そう言えば、エヴァのいいグッズが置いてある店は知らない?」とケイ君。エヴァの公式ストアは、ちょっと離れた池袋に軒を構えているのですが、この日は「時間がないんだ」とのスケジュールの都合でアキバで散策。有名店アニメイトやフィギュアショップを時間の限り見回っていました。

 日本で作った、とびっきりの青春の思い出。これからもステキな人生を送ってほしいですね。

(Hint-Pot編集部)