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「フランスと違って、自然豊かで時間がゆっくり流れている」 フランス人男性が魅了された日本の都市とは
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東西南北に長い日本。各地域で独特な文化や食を醸成し、それぞれに魅力があります。フランスから旅行へ来た男性は、口コミがきっかけで訪れたとある地方都市がとても気に入ったそう。印象に残ったのはどのような点だったのでしょうか。
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知人からおすすめされた都市へ フランスとの違いに感激
気ままなひとり旅が大好きだという、フランス人フィットネストレーナーのロミュアルドさん。今回の旅では、12月から2月末までの3か月間滞在し、東京だけでなく京都や大阪など日本各地を訪れています。
そんなロミュアルドさんに、日本国内で一番印象的だった都市を尋ねました。すると、とくに良かったのは石川県金沢市だといいます。
「金沢に行ったのは、フランスのゲストハウスで知り合ったフランス人の言葉きっかけでした。『日本の金沢はとても良い』と教えてくれたんです」
そんな耳より情報からはるばる訪日し、金沢へ行くことを楽しみにしていたそう。実際に訪れてみて、その言葉に間違いはなかったと感じたようです。
「金沢はフランスと違って、自然豊かで時間がゆっくり流れているようでした。とても落ち着いていて、癒やされるムードがとても気に入りました」
名所やグルメがいっぱい 魅力的な石川県金沢市
金沢はかつて城下町として栄え、江戸の雰囲気を残す茶屋街や、日本三大名園のひとつである兼六園、加賀藩前田家の居城跡である金沢城公園など、歴史が感じられるスポットが多数あり、「小京都」とも呼ばれています。
また、伝統を残しながらレトロモダンな近代建築や、21世紀美術館などアートスポットも充実。もちろん日本海のおいしい海の幸や、金沢おでんといったご当地料理、ユニークな和洋菓子まで、豊富なグルメも見逃せません。
しかし、そんな金沢も1月の地震では、深刻な被害を受けました。石川県の馳浩知事は「このようなときこそ石川県へ来てほしい」「観光に来ていただくことが奥能登とは違う状況で頑張っている県民を支えることになる」と呼びかけています。
今回の旅で、すっかり金沢の虜になってしまったというロミュアルドさん。ぜひ本国へ帰ったら、北陸の魅力を伝え広げ、ひとりでも多くの人が金沢を訪れてくれることを願わずにはいられません。
(Hint-Pot編集部)