最先端の技術と、伝統や文化が共存する日本。そうした国は世界中にあるものの、外国人観光客は日本の独自性に触れ、新鮮に感じるようです。東京・渋谷で出会ったイタリア人は、日本の重要文化財を訪れ、自国の歴史や文化に思いを馳せました。いったい何を見て、自国との違いを感じたのでしょうか。

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「本当はパンデミックの前に日本に行く計画をしていた」

　新たな商業施設が次々と建ち、現在進行形で街が生まれ変わっている渋谷。その中心地でもあるスクランブル交差点で出会ったのが、初めて日本を訪れたというイタリア人のマイケルさんです。15日間の滞在予定で、前日に日本についたばかりでした。

「本当はパンデミックの前に日本に行く計画をしていたんだけど、すべてキャンセルせざるを得なかった。だからとても楽しみにしていたんだ」

　念願が叶っての来日。実際に日本の地を訪れて、どんな印象を持ったのでしょうか。

「まだ2日だけど、日本の文化、見るものすべてが魅力的だよ。今は、このスクランブル交差点の動画を撮っていたんだ（笑）」

　外国人観光客がスクランブル交差点を撮影する様子は、もはや渋谷では定番の光景となっています。にぎやかな街の景色が気に入ったマイケルさんですが、初日にはまったく違う雰囲気の場所を訪れたことを明かしてくれました。

「昨日は皇居に行ったんだ。日本式の建築物を見るのは初めてだったよ。イタリアにもコロッセオとか有名な建築物もあるけれど、ロイヤルファミリーはいないんだ」

　マイケルさんが訪れた皇居一帯は、国の重要文化財や有形文化財の建築物に加え、史跡名勝天然記念物に指定されているエリアなど、見どころが多い場所です。さらに、堀の外側には近代的なビルが建ち並び、独特の景観が生み出されていることから、外国人観光客にも人気のスポットとなっています。

　来日早々に皇居に足を運ぶほど、日本の建築物に興味を持っている様子のマイケルさん。東京のあとには、京都へ行く予定だそう。長い歴史を積み重ねてきた建造物が数多くある古都の美しさに触れながら、日本旅行を楽しんでほしいですね。

（Hint-Pot編集部）