漫画
「あとで先輩にマジギレされた」漫画に6.1万“いいね” アイコンタクトに応えた後輩の行動に爆笑続出
公開日: / 更新日:
仕事中、アイコンタクトで意思疎通をしなければならないシーンに出くわすことがあります。そんなとき、良かれと思ってやったことが裏目に出てしまう場合も。そんな失敗を描いた3コマ漫画が、X(ツイッター)で6万件もの“いいね”を集めて話題になっています。どこか「ほっこりする」漫画を描いた、作者の玖島川のり(@kujimagawa_nori)さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
取引先との電話中の先輩からのアイコンタクト
サラリーマンとして働きながら、会社であった出来事を帰宅後に漫画にしているという玖島川さん。個性的な同僚や先輩たちとの日常を描いて、Xに投稿しています。
大反響を呼んだのは、「あとで先輩にマジギレされた時の話」という3コマ漫画です。漫画は、先輩が固定電話で取引先と通話しているところから始まります。
大事な電話の最中に資料が必要になるも、先輩は固定電話で話しているため、棚にある資料に手が届きません。すると、そこに後輩の玖島川さんが通りかかりました。
右手を伸ばしながら、「お願い!! 気づいて」とアイコンタクトをとる先輩。それに対し、玖島川さんがとった謎行動が、多くの人の笑いを誘いました。
言葉を介さない意思疎通の難しさだけでは片づけられない、まさかの結末に、6万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「まさかのファンサ、チェキ撮ろう」「デスな言葉とは裏腹に……きれいなハートやね」「違う意味で気が利きますね」「思いはなかなか伝わらないですね」など、2人のやりとりを楽しむ声が多く寄せられています。
「なぜあのような行動を取ってしまったのか…」
玖島川さんによると、「手元に資料がなく先輩が焦っていた」ことにが気づいたのは、あとになってからだったそうです。
実は、とても真面目で責任感の強い先輩。取引先からの質問には「迅速かつ完璧な対応」を常に意識しています。必要な資料が手の届かない棚にあったため、偶然通りがかった後輩の玖島川さんにアイコンタクトで伝えようとしたのですが、その想いは伝わりませんでした。
「先輩の行動の意図を汲み取る事ができず、とっさにこんな行動をとってしまいました。今思えば、急な出来事でテンパっていたとはいえ、なぜあのような行動を取ってしまったのかと反省しております」
そう当時の心境を告白した玖島川さん。ちなみに、投稿では「あとでマジギレされた」としていますが、先輩はあくまでも、大切な取引先に対してスムーズな対応ができなかった自分自身に、悔しさと憤りを感じていたようで、「つい怒ってしまった」のだとか。玖島川さんがふざけて「ハート」を作ったのではないと知り、叱ったことを反省していたそうです。
ほかの人が同じようなミスをしないよう、「注意喚起」のつもりで自身の失敗体験を漫画にしているという玖島川さん。今回の投稿で寄せられた「笑って元気が出た」「会社であった嫌な出来事を忘れることができた」といったコメントがうれしかったそうです。
Xで玖島川さんはほかにも、「笑える失敗」を数多く投稿しています。今後の作品も、目が離せませんね。
(Hint-Pot編集部)