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海外暮らしの日本人が「死にかけた話」 激しい嘔吐と悪寒で病院へ 実体験漫画が話題
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異国の地での生活は不安だらけ。とくに、病院にかかるときはさまざまなことが頭によぎるでしょう。X(ツイッター)では、食事が原因で体調不良を起こし、病院へ駆け込んだという実体験漫画が話題に。すぐに治ったものの、ある疑問が残ったそうです。当時の状況などについて、オカリナ講師のジャスティンさんに詳しいお話を伺いました。
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食事が原因? 激しい嘔吐で病院へ
かわいらしいタッチの漫画を、自身のXアカウント(@Justin_ocarina)で公開し、人気を博しているジャスティンさん。「ウォーカープラス」(KADOKAWA社)では、漫画「月収5万 エジプト在住 まあ死なんやろ日記」を連載中です。実は、プロのオカリナ講師でもあり、現在はエジプトで暮らしています。
今回、Xで話題になった漫画には、ジャスティンさんがエジプトに来たばかりの頃に体験したことが描かれています。
知人にエジプトに住んでいることを明かすと、「毎日何食べてんの?」という質問をよくされるというジャスティンさん。日本人になじみのある食べ物があるのか気になるところですが、エジプトには、日本にもあるファストフード店や、さまざまな国の料理を食べられるレストランなどがあり、意外と外食で困ることはないそうです。さらに、地元の市場へ食材を買いに行くのも楽しいといいます。
そんなジャスティンさんですが、エジプトに来たばかりの頃には「あやしいストリートフードを何でも食べていた」という経験も。よく洗ってない野菜が入ったサンドイッチを買ったり、明らかに不衛生なレストランへ入ったりすることもありました。それでも、体に異変はなかったそうです。
しかしある日の朝、ジャスティンさんは猛烈な吐き気で目を覚まします。胃からは謎の赤いものが吐き出され、すさまじい寒気にも襲われました。命の危険を感じ、隣の部屋に住んでいた友人夫婦に助けを求めて病院へ。
診察の結果、胃潰瘍になっていることが判明しました。「やばそう」と思いながら、診察代や保険のことなど、さまざまな不安がよぎります。そんななか、点滴をうけると症状はすぐに回復。多額の診察代を請求されることもなく、病院をあとにしました。
治療時の手際の良さなど、病院に感謝するジャスティンさんですが、ある疑問が残るのでした。
漫画は3回に分けて投稿され、合わせて3.7万件超の“いいね”が。リプライ(返信)には、「たくましいですねー」「インドも同じww」「命がけの食事」「なんかほのぼのしててかわいいけど内容えげつない 手当てに慣れてるの笑える」などの声が寄せられています。
「過去に、エジプトで胃潰瘍になったことが3回あります」
ジャスティンさんに、胃潰瘍になったときのことや、エジプトでの暮らしについて詳しい話を伺いました。
Q. 胃潰瘍になった原因は?
「過去に、エジプトで胃潰瘍になったことが3回ありました。1回目は、恐らく炎天下で日中から売られていて夜に買ったコシャリ(数種類のパスタに豆類が入ったトマトソースをかけたエジプト料理)、2回目は不明、3回目は高そうなホテルでの食事でした。その後は、だいたいやばそうな食べ物が見当つくようになったので、一切なっていません」
Q. 当時の病院の様子は?
「病院には人がたくさん出入りしており、スタッフも人の扱いに慣れている感じでした。プロフェッショナルとは感じられませんでしたが、安心感や清潔感はありました。地元では人気の病院のようです」
Q. 地元の市場ではどんなものが売っていますか?
「野菜のほかに、魚や肉もあり、香辛料や米や豆類の量り売りもあります。また日本と同じ食材でオクラが売っていたのですが、親指の爪くらいの大きさしかありませんでした。ほかにも同じような例はたくさんあって、『日本の野菜は品種改良されてるんやなあ……』と実感しました」
Q. エジプトではどんな料理を作っていますか?
「簡単で早く作れるので、中華が多いです。また、外国人の友だちから教えてもらったさまざまな国の料理も挑戦しています。みりんや味噌などが手に入れば日本料理も作りたいのですが、残念ながら手の届く値段では売っていないです」
(Hint-Pot編集部)