家族が仲良く穏やかに暮らすためには、互いに思いやる気持ちが大切です。仕事帰りに「何か買ってきてほしいものある？」という気遣いだけでありがたい気持ちになりますが、その配慮にプラスアルファがあったら、思わずキュンとしてしまうことも。X（ツイッター）では、夫の素敵な気遣いを描いた漫画に注目が集まっています。作者の原ぱらこ（@parax2charhan）さんに詳しいお話を伺いました。

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好きなものを買ってきてくれた配偶者さん　家族を思いやる気持ちにほっこり

　漫画家やイラストレーターとして活躍している原さん。娘さんや配偶者さんとのほのぼのとした日常などを漫画に描き、Xやインスタグラム（parax2charhan）、ブログ「原ぱらこのはらっぱブログ」で公開し、好評を得ています。

　今回話題になった漫画のタイトルは、「お前が伴侶でよかった」。作品は3編にわたり、配偶者さんの素敵な気遣いが描かれています。

　仕事を終えた配偶者さんは、原さんに電話。自分の帰宅時間を伝えると、「帰りに何か買ってきてほしいものある？」と聞きます。原さんから「明日の朝のパンと牛乳をよろしく！」と言われると、買い物を済ませて家に帰りました。

　原さんは買い物をしてきてくれた配偶者さんに感謝しますが、買ってきたのは頼んだものだけではありません。「あとこれも！　朝、冷蔵庫に入ってないなと思ったからさ」と言いながら取り出したのは、娘さんがよく飲んでいるリンゴジュース。配偶者さんが普段からよく家族のことを見ていることが伝わってきます。

　さらに、配偶者さんから“お土産”のサプライズは続きます。原さんが「食べたかった！」と思っていたインスタントラーメンやおいしそうな新商品のお酒、原さんの好きなおやつまで。家族への思いやりにあふれる配偶者さんに、原さんは「パンと牛乳しか頼んでないのに……」と感激するのでした。

「節制しない夫婦と思われるかもだけど、こんな夫がしゅき……」とのコメントとともに漫画が公開されると、合計で1.8万件に迫る“いいね”が集まり大反響。リプライ（返信）には、「家のことをよく理解されている旦那様素敵ですね」「こういう気を利かせてくれると、うれしいしありがたいですよね～　まさにかゆいところに手が届くとはこのこと」「節制するより心にたくさんの愛情が溜まっていく素晴らしいご夫婦です　うらやましいです」などの声が続々と寄せられています。

配偶者さんは「今まで出会った人のなかで一番優しい人」

　今回の作品や配偶者さんについて、原さんに詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画にしようと思った理由は？
「夫は自営業で、職業柄、土日も不在のことが多く、ワンオペで過ごしていた私を気遣って、私が喜ぶ“お土産”を買ってくることが多いんです。今回のエピソードに関しては、本当に買ってきてくれたものがすべてドンピシャだったので漫画に描いてみました」

Q. 配偶者さんの好きなところは？
「夫は私が今まで出会った人のなかで一番優しい人です。私にも気を使ってくれますが、外出先でも周りの人やものをよく見ています。私の意識が届いていない部分などをフォローしてくれることも多く、そういうところが好きですね」

Q. 漫画のエピソード以外で、配偶者さんのことを「伴侶でよかった」と思ったことは？
「臨月の頃に、趣味でエッセイ漫画を描き始めたのですが、恥ずかしくて最初は夫に秘密にしていました。告知後も、夫が理解してくれて今も続けさせてもらえていることに感謝しているし、『伴侶でよかった』と思いますね。夫は『俺が見てしまって口出しして自由に描けなくなるとよくない』という理由で、基本的に私の漫画を読まずに応援してくれています（笑）。ほかにも、細々としたことでもたくさんあります」

（Hint-Pot編集部）