あまりにこだわりすぎて、周りの人に引かれてしまった……。そんな経験をしたことがある人もいるかもしれません。X（ツイッター）では、バレンタイン用に準備していたチョコレートと、それを見つめるポメラニアンが話題になっています。飼い主さんがこだわりすぎたことで、どうやら愛犬にドン引きされてしまったようです。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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自分の肉球そっくりのチョコレートにドン引き…

「飼い主に自分の肉球をチョコで再現されてドン引きしてるいぬ」

　そんなひと言が添えられた写真には、肉球の形をしたチョコレートと1匹のポメラニアンが。よく見ると、こげ茶色とピンクの2色を使ったチョコレートは、4つともそれぞれ違った配色になっています。そんな自分の肉球によく似たチョコレートを見つめるポメラニアンの表情は、とても冷ややかです。

　この写真がXで公開されると、1.7万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「かわいい肉球で思わずはむっとしたくなっちゃいます。桃色と黒色が混じっていて実によきよき」「忠実に再現！　すばらしい」「いぬ『えぇ……』」「せっかく作るなら自分も食べられるもので作ってくれたら良かったのに。ジロリンチョ。って言っていそうww」など、さまざまな声が寄せられています。

肉球チョコは飼い主さんのこだわりがいっぱい！

　自分の肉球が再現されたチョコレートにドン引きしていたのは、3歳になったばかりのポメラニアンの男の子「ちくわ」くん。白とベージュと黒の3色が混じったパーティーカラーの被毛がチャームポイントです。

　話題となった写真に写っている肉球チョコレートは、何と飼い主さんの手作り！　バレンタインデー前、飼い主さんはいぬがモチーフになっているチョコレートを探しました。ところが希望に合うチョコレートを見つけることができなかったため、自分で作ることにしたそうです。

「何か良いものはないか探していたところ、肉球チョコ作成キットを見つけたんです。愛犬の肉球がアポロチョコのようで、“アポロ肉球”と呼んでくださる方から着想を得て、『これで愛犬の肉球を再現したら、とても楽しいのでは』と思い、作成に至りました」

　溶かしたチョコレートを肉球の型に流し入れ、冷やして固め30分ほどで完成した肉球チョコレート。「愛犬の肉球の配色を完全再現したかった」という飼い主さんは、ちくわくんの手足の肉球を撮影し、その写真を見ながら細かい配色を再現するというこだわりっぷり！　見事にちくわくんの肉球が再現されています。

「4つのうち、2つはおいしくいただきました。もう2つは、お友達のわんちゃんの肉球チョコも作成していたので一緒に渡しました。飼い主としては『1度は愛犬の肉球をぺろぺろしたい』という願望があると思うので、すごく喜んでもらえて良かったです」

ちくわくんには“いぬ用バレンタインデザート”をプレゼント

　そんな飼い主さんの願望を知ってか知らずか、ちくわくんは、自分の肉球を完全再現されたチョコレートを不思議そうに見つめています。あいにく、チョコレートをちくわくんに贈ることはできないため、飼い主さんは、かわりのバレンタインプレゼントを用意したそうですよ。

「いぬ用のハート型ケーキにカットいちごを添えたデザートをあげました。喜んでもらえて良かったです」

　飼い主さんからの愛を受け取り、大満足のちくわくん。普段の様子は、YouTubeチャンネル「三毛犬!!!ポメラニアン【ちくわ】チャンネル」でも見ることができますよ。

○取材協力：ちくわ（ポメ）（@chikuwa_pome222）さん

（Hint-Pot編集部）