Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「争いを終わらせるために…」 “きのこ・たけのこ論争”に終止符? X線の解析結果に大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「たけのこの里」にX線を浴びせると…【写真提供:有限会社ホワイトラビット(@XRayCT)さん】
「たけのこの里」にX線を浴びせると…【写真提供:有限会社ホワイトラビット(@XRayCT)さん】

 これまでも熱い議論が交わされてきた、明治のチョコレートスナック菓子「きのこの山」と「たけのこの里」。似ているようで異なるお菓子だけに、どちらを選ぶか迷う人も多いですよね。X(ツイッター)では、そんな両者を科学的に分析した投稿が、19万件の“いいね”を集め大きな反響を呼んでいます。投稿主の有限会社ホワイトラビット(@XRayCT)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

“きのこ・たけのこ論争”に終止符を打つ?

「争いを終わらせるために、X線を浴びせて解析した結果です」

 そんなコメントとともに投稿された写真には、X線で科学的に分析された「きのこの山」と「たけのこの里」が。それぞれのサイズや成分がこと細かに解析されて、両者がまったく違うお菓子だと、わかりやすく解説されています。

 数値を明らかにし「きのこの山」と「たけのこの里」を丸裸にした投稿に、19万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「歴史的解析ありがとうございました!」「体積がきのこの方が大きいとは意外!!」「次期イグノーベル賞候補になりそうな研究成果、日本の未来が明るくなりますね」などの声が上がっています。

医師も反応 専門医としての見解が次々に

 また、各科のお医者さんもこのX線画像を楽しんでいるようで、引用ポストでは「きのこの山」と「たけのこの里」を患者に見立てた「医学的な所見」が数多く寄せられています。

「心臓外科医です。画像を拝見しました。タケノコの方は中膜の弾性線維は比較的保たれていますが、キノコの方は弾性線維の断裂が目立ちプロテオグリカンが貯留して、いわゆる中膜嚢胞壊死像を呈しています。キノコは大動脈解離のハイリスクです」

「整形外科医です 画像拝察いたしました タケノコの方は皮質骨も厚く骨梁も密ですが、キノコの方は一部皮質骨の菲薄化がみられ、骨梁もまばらに粗で 骨粗鬆症を疑う所見です」

「呼吸器内科医です CT画像からは、たけのこには明らかな気腫性変化や間質性肺炎、肺癌を疑う結節等は認められませんが、きのこは肺の気腫性変化、胸膜直下を中心に蜂巣化を伴う間質性肺炎像を認め、CPFEと思われます 引き続き経過観察をお願いします」

 こうした投稿に「引用がめちゃくちゃ好きなんだけど、医者ってユーモア大事だな」「各科の諸先生方や専門家の先生の所見がすごすぎて少ししか笑えないです」などの反響も。

 これで“きのこ・たけのこ論争”が終わるかと思われましたが、「ほらね、わかったでしょ? きのこが最強だってこと」「つまり、たけのこの優位性が証明されたわけだ」「要するにアポロチョコ最高ってことですか(錯乱)」「争いはそれでも終わらなかった」とますます盛り上がっているようです。

X線CTなどの3D画像が専門でも「解析に思いのほか苦労」

違いがはっきりとわかる結果に【写真提供:有限会社ホワイトラビット(@XRayCT)さん】
違いがはっきりとわかる結果に【写真提供:有限会社ホワイトラビット(@XRayCT)さん】

 X線CTなどの3D画像が専門の会社だという、ホワイトラビットさん。普段から、おもしろそうなサンプルをXで発信しており「多くの方が興味をもたれるサンプルだと思ったので、力を入れて撮影と解析をしました」と語ります。

 そんなX線CTを手がけるホワイトラビットさんですが、解析前の予想とは違う点があったそう。

「『たけのこ』のほうが、クッキーがスカスカだと思っていたので、『きのこ』のクラッカーのほうが空気を多く含んでいたのは意外でした」

 さらに、「『たけのこ』のクッキーは生地が細かい粒状で、解析に思いのほか苦労しました」と、大変だった点も明かしてくれました。ちなみに、ホワイトラビットさんは「どちらもおいしいですが『たけのこ』派」だそうで、「結局、データよりも味や食感が大事ですので、実際に食べてみれば『たけのこ』のほうが優れていることは簡単にわかります」と、解析後も「たけのこ」を推す姿勢に変化はなかったようです。

 そんなホワイトラビットさんが公開している、生物や化石標本のほか興味深いX線CT画像はXのほか、ウェブサイトなどでも見ることができますよ。

“きのこ・たけのこ論争”はまだまだ続きそうですが、今回の結果を参考にして、どちらを食べるか選ぶのもありかもしれませんね。

(Hint-Pot編集部)