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お菓子で描く「松竹梅鶴亀文」が「凄すぎて震える」 完成まで4日…美麗アートに注目

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

4日間かかって完成…クッキーとあめで描かれた「松竹梅鶴亀文」の完成形【写真提供:まんなたぬき(@maaco414)さん】
4日間かかって完成…クッキーとあめで描かれた「松竹梅鶴亀文」の完成形【写真提供:まんなたぬき(@maaco414)さん】

 近年、さまざまなアートが生まれ、SNS上でも注目を集めています。食べ物を使ったアート作品もその1つ。アイシングクッキーとあめで、美しい「梅」と縁起ものとして知られる「鶴」と「亀」が描かれたアートが、X(旧ツイッター)で「凄すぎて震える」と注目を集めています。このアートを描いたお菓子クリエーターのまんなたぬき(@maaco414)さんに、この作品が生まれた経緯について、お話を伺いました。

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制作者のまんなたぬきさんの苦労「思ったより時間がかかってしまいました」

 さまざまなお菓子を材料にして描いたアート作品をSNSで公開し、37万人超のフォロワーがいるまんなたぬきさん。この流麗な「松竹梅鶴亀文」の着想は、自宅の近所に咲き誇る梅の花から得たそう。「梅の花がすごくきれいに咲いていたのを見たのがキッカケです。これをモチーフにお菓子を作りたいと思いました」。

 とはいえ、そう簡単には作り上げられないのが、この“お菓子アート”の難しさ。まんなたぬきさんによると、完成までに4日を要したと言います。「構成やデザインを決めるところからだいぶ悩んだのですが、いざ作業に取りかかっても、なかなか上手くいかず……。繰り返しやり直したりして、思ったより時間がかかってしまいました」と、試行錯誤の末に、ようやくこの素晴らしい作品が完成しました。

 これまでにもたくさんの作品を制作し、公開しているまんなたぬきさんですが、その苦労を「失敗が多いことです」と、苦笑い混じりに語ります。ただ、失敗もアートにとっては大事な過程。「そこから新しい表現を思いついたり、別のやり方に挑戦することにもつながるので、最近やっと『遠回りも無駄にならないな』と思えるようになりました」と語ります。

 今回の「松竹梅鶴亀文」も苦労の末に出来上がったようで「今回、1番苦労したのは鶴のパーツです。はじめはもっとカラフルな鶴だったんですが、全体的にいかつい印象になってしまい……。最終的に白一色で作り、食用ラメを薄く塗って仕上げてみました」。こうした工夫の跡を知ると、より一層、作品の素晴らしさを感じることができますね。

 作品を思いつくのは「ゲームをしているときや、SNSを眺めているときだったり、街を歩いているときに見つけたものだったり……お菓子とは関係ないところからアイディアを思いつくことが多いです」という、まんなたぬきさん。「思い浮かばないときは絞り出そうとしてもまったく何も出てこないので、難しいですけど(笑)」と“アーティスト”ならではの悩みも尽きません。

 作品への大きな反響に「多くの方に見ていただいて、あたたかい感想をたくさんいただいて本当に嬉しいです。がんばって作ってお披露目できてよかったなと心から思いました。ありがとうございます!」とコメントしてくれた、まんなたぬきさんの今後の作品にも期待したいですね。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)