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「天才現る」 作者は何と小3女子! リアルすぎる木彫りの“アジの開き”を10.7万人絶賛
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無造作に置かれたアジの開き。思わず食べたくなりますが、実は小学3年生の女の子が作った木工作品です。その名も「ちょっとやきすぎちゃったアジ」。小骨など細かい部分まで表現された作品は、1枚の木から作られたものとは思えないほどの完成度です。10.7万件の“いいね”を集めた作品について、女の子のお母さんと投稿者のキボリノコンノ(@kibori_no_konno)さんにお話を伺いました。
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小学3年生のいっちゃんは「ずば抜けた観察力の持ち主」
木を使った模刻のアート作品が人気のキボリノコンノさん。昨年は株式会社ヨックモック(本社・東京都千代田区)の焼き菓子「シガール」やパック入り納豆を再現した作品が話題になりました。
今回ツイッターで反響を呼んだ作品は、これまた完成度が高いアジの開き。でも、キボリノコンノさんの作品ではありません。実はこちら、キボリノコンノさんが「ずば抜けた観察力の持ち主」と絶賛する小学3年生の女の子、いっちゃんの作品です。
「アジの開きの立体感や焼けた色味が実に本物そっくりで、技術力や表現力はもちろんのこと、その観察力にはずば抜けたものがあると感じました。作品作りだけでなく、近くにいる赤ちゃんの様子や食べ物、街中のオブジェなんかもよく観察していて、その細かな積み重ねがこの作品に表れているのだと感じました」
キボリノコンノさんがこの作品を撮影した動画は、ツイッターで10.7万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「天才現る」「よだれ出てきた」「皿にのってたら間違える」「小3のレベルじゃないですよ」「腕もセンスも題材も尋常じゃない!」「本物より本物っぽい」「作品をアジの干物にしようという発想が素晴らしい」など、驚きと称賛の声が続出してます。
制作を始めたきっかけは夏休みに開催されたイベント
小学3年生にして驚異の才能を発揮しているいっちゃん。お母さんによると、制作を始めたきっかけは、地元で夏休みに開催されるイベントに参加したことでした。
「とても素敵な取り組みだなと思ったのと、夏休みも私が仕事で家を空けるので、YouTubeやゲームばっかりになるのはもったいないと思い『参加してみる?』と聞くと『学校でチラシをもらって気になってた!』との返事がありました。そこで『バターしみしみパン』を制作し、今回の『アジの開き』は2年目の作品です」
今回の作品にかかった時間は約1か月。普段からシュールなキャラクターが好きなことから、アジの開きに決まったそうです。
「1日約2~4時間、33日間かけて作りました。『バターしみしみパン』をツイッターでたくさんの方に見ていただいた時、次回作の案をお友達や周りの方が出してくれ、本人もいろいろと探しました。そこで、私の職場の方が言った『アジの開きとか良いんじゃない?』という意見を採用。普段からシュールなキャラクターが好きなので、アジが気に入ったみたいです」