車を運転中にふと、なにげないものが目に留まることがあります。きれいな風景だったり、歩道を歩く人だったり、道路を横切る動物だったり……。米国では、ある女性が、道路脇に捨てられていた枕カバーがなにやら動いているのを目撃。その正体は、なんと猫でした。その後、猫はどうなったのでしょうか。

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保護団体は飼い主を捜索　「このかわいい猫に見覚えはありませんか？」

　米ニューヨーク州ナイアガラフォールズにある動物保護団体「ナイアガラSPCA」はフェイスブックで、1匹の猫を引き取ったと報告。その猫は土砂降りの中、道路の脇に捨てられた枕カバーの中から発見されました。

　現地時間2月27日に投稿された写真3枚のうち2枚には、発見されたダークグレーの猫が。目をぱっちり開けていますが、体がところどころ濡れているようです。3枚目の写真には、猫が包まれていた紫色の枕カバーが写っています。

　保護団体によると、救出された猫が入れられていた枕カバーは、ボンド湖のカーブ付近の道路に投げ捨てられていたそう。幸運にも、車で通りかかった女性に発見されました。女性は車を停めて、枕カバーをほどいて中を確認。すると、中から猫が飛び出し、彼女の車のエンジンルームに潜り込んだそうです。

　その後、女性は地元当局に助けを求め、当局から連絡を受けたナイアガラSPCAの救助隊員が現場に駆けつけました。そして車のエンジンルームから猫を救出し、保護したそうです。

　救助隊員は救出された猫の現在の状態について、「ずぶ濡れで少し怖がっていることを除けば、彼女にはなんの問題もないようです」とフェイスブックの投稿で綴っています。さらに、新しい里親を探す前に、念のため猫の飼い主を探しているとのこと。

「これが実を結ぶかはわかりませんが、とにかくやってみるしかありません。このかわいい猫に見覚えはありませんか？　色は濃いグレーかブルーで、長毛の女の子です」

　投稿に対し、コメント欄には「猫を救ってくれた女性に感謝!!!!」「なんてことだ……助けてくれたすべての人に本当にありがとう」「かわいい猫ちゃんが無事でよかった！」「見つかることを願っています」などの声が寄せられています。

　もし飼い主が見つからなければ、同保護団体が新しい里親を探すことになるそう。保護された猫が一日でも早く、温かい場所で幸せに暮らせますように。

（Hint-Pot編集部）