カルチャー
“推し活”で来日中のアメリカ人 興味が広がるほど「すごくおいしかった」食べ物とは
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多くの外国人観光客を魅了している日本。公共交通機関の正確さや利便性の高い店、身近な食べ物など、日本人の日常にあるものが、素晴らしいと感じさせるようです。そんな日本を1年ぶりに訪れたというアメリカ人は、日本人になじみのある食べ物がとても気に入ったといいます。いったい、どんなものにハマったのでしょうか。
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「仲良くなったバーテンダーに、また会いに行くつもりだよ」
アメリカ・ニュージャージー州から、10日間の予定で訪日したアレックさんは、日本の人気女性VTuberグループ「ホロライブ」のファン。今回は苦労してチケットを手に入れ、ライブに参加する“推し活”のため、日本を訪れました。
昨年は友人とふたりで、関西を観光したそう。「前回は大阪、京都、奈良などの観光地に行ったから、今回は東京近郊で過ごすつもり。新宿に泊まっているんだけど、前回、新宿の思い出横丁でのバーホッピングが楽しかったんだ。そこで仲良くなったバーテンダーに、また会いに行くつもりだよ」と、ライブ以外にも楽しみが多いと話します。
アジア最大級の歓楽街ともいわれる歌舞伎町をはじめ、さまざまな飲食店がひしめく新宿は、お酒を提供する店だけでもバリエーションが豊富。そのなかでも新宿駅西口の思い出横丁は、戦後から続く飲み屋街として昭和レトロな風情が外国人観光客にも人気です。
「地下鉄もすごく正確で便利だし、街もきれい」
2度目にして、しっかりと日本を満喫しているアレックさん。日本に住んでみたいか聞いたところ、「そうだね! 日本語も勉強していて、自己紹介はできるようになったよ」との答えが返ってきました。“推し”がいる以外に、どんな魅力を感じているのでしょう。
アレックさんは「地下鉄はすごく正確で便利だし、街もきれい。気候も好き」と言い、もちろん日本の食べ物も大好きなのだとか。老舗洋食店のオリジナルメニューを食べ、海外でのトンカツ人気を語っていましたが、ほかにも好きな日本の味があるといいます。
「お好み焼きも食べたよ! すごくおいしかった。でも『もんじゃ焼き』も気になっていて、月島にそのストリートがあると聞いたから、今回行ってみたい!」
いまや外国人にも大人気のお好み焼き。昨年の大阪で“粉もの”にハマったアレックさんは、東京の“粉もの”にも期待が高まっていました。お好み焼きを好きになって、東京ではもんじゃ焼きを楽しもうとする興味の広がり方に、日本への興味の深さを感じさせます。
「日本はアメリカに比べて、物価が安いのも大きな魅力だな。僕の中でベストなのは、アメリカの給料をもらいつつ、日本に住めたら(笑)。それを実現できるまでは、ひとまず海外遠征で訪日しながら“推し活”するよ!」
理想を実現して住めるかはわかりませんが、アレックさんが訪日リピーターになることは確実な様子。これからも“推し活”を楽しみながら、日本への興味や理解を深めてくれそうですね。
(Hint-Pot編集部)