Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

「ほぼ全部当てはまる」 “汚部屋”経験者の「断捨離の極意」 わかりやすい一覧表に大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

片づけ前は食事のときに「テーブルの上から物を落として…」

「リビング断捨離の極意」には当てはまるところがたくさん【画像提供:華(@hana__heya)さん】
「リビング断捨離の極意」には当てはまるところがたくさん【画像提供:華(@hana__heya)さん】

 華さんによると、話題の一覧表が生まれたきっかけは、コロナ禍で在宅勤務になったことでした。自粛生活で一日の大半をリビングで過ごすようになると、部屋の中は床が見えないほど物であふれかえり、テーブルの上はコップ1個が置けるほどのスペースしかないほど散らかっていったそうです。

「食事をするときは、ブルドーザーみたいにテーブルの上の物を落としてごはんを食べていました」

 足場のない“汚部屋”での生活に嫌気が差した華さんは、本気で断捨離を行うことに。そのときの経験をいかして、まずは断捨離に取りかかりやすいクローゼットの中をすっきりさせるための「クローゼット断捨離の極意」という一覧表を作成しました。それをXで公開したところ、大反響を呼んだといいます。

華さんが公開した「クローゼント断捨離の極意」【画像提供:華(@hana__heya)さん】
華さんが公開した「クローゼント断捨離の極意」【画像提供:華(@hana__heya)さん】

 このことから「家の中でいる時間が長いであろう」リビングの断捨離について、今回まとめることに。ネタ出しに20分、画像作成に20分と、40分で作り上げたそうです。そんな画像には、華さんなりのこだわりがありました。

「画像の意図はすごく単純で、『細い文字は別に読まなくていいよ』という読者に対するメッセージなんです。一文字一文字、私が書いた文章を読みたいと思っている人はこの世にひとりもいないっていう前提でコンテンツを作ったほうが、『読まれる』文章になると思っています。だから、いかに『読者の読む負担を減らすか』に力を注いでいて、意図的に『ここは読まなくてもいいからね』というメッセージとして細字と太字を使い分けています。逆に言えば、太字の『ここだけは読んでね』という箇所を読んでおもしろければ、ほかの細い文字も読んでもらえる、そんな感じでコンテンツを作っています」

もう二度と“汚部屋”に戻らない 断捨離を継続する華さん

 北欧インテリアに囲まれた美しい部屋に住み、ブログ「ミニマリスト華のブログ」やSNSで「たった3日で人を呼べるくらいすっきり片づいた部屋にする方法」など、片づけのテクニックを紹介している華さん。さらに、書籍「片づけをプロジェクト管理してみたら汚部屋が生まれ変わった」(宝島社刊)も注目を集めるなど、今ではすっかり片づけが得意そうに見えます。

 しかし、散らかっているのが当たり前の環境に育ち、新聞で取り上げられるほど散らかった部屋に暮らした経験のある華さんは、昔に逆戻りしないよう、今でも普段から整理整頓を肝に銘じているそう。

「新聞社から取材を受けるレベルの“汚部屋”にはもう二度と戻りたくないので、必死なんです(笑)。ちなみに画像では『ティッシュとリモコンだけはテーブルにのせていい』と書いていますが、最近はティッシュもリモコンものせず、テーブルの上は何もない状態にしています。ティッシュやリモコンがあると『汚部屋に戻る第一歩を踏み出した』みたいな気持ちになるので……」

 自分自身が使いやすく、実行しやすいことを意識して作成された一覧表だからこそ、多くの人に支持されるのかもしれませんね。また、華さんは「散らかる前に片づける」というルールを徹底しています。「そうすることで、片づけるのもすごく楽できれいな状態をキープできます」とのこと。心に刻み、部屋をきれいにして、快適な毎日を過ごしたいですね。

(Hint-Pot編集部)