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目からウロコ 幸せ住空間セラピストがすすめる「捨てない片づけ」の極意
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新年度、新生活の春、部屋の片づけなどで気分を変えたいと思う人も多いと思います。でも、どこから手をつければいいかわからない、物が捨てられない……など、悩みが尽きないのではないでしょうか。そこで話題の新著「物に囲まれてすっきり暮らす 景色を変える片づけ」(大和書房刊)の著者で、幸せ住空間セラピストの古堅純子さんに、目からウロコの「捨てない片づけ」の極意を伺いました。
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物ではなく「空間」や「景色」から入る片づけで共感呼ぶ
古堅さんは、25年間で5000軒以上のお宅を片づけ、独自のメソッドを確立。そのノウハウをこれまで十数冊の著書でも披露してきました。そして今、「物を捨てられないけど、快適な暮らしがしたいという方へのメッセージ」が共感を呼んでいます。
「これまでは場所別に片づけ、物を分けて使いやすく収納するとか、物をシェイプアップして身軽な生活を送ろうとか、物を中心に考えていました。実際、コロナ禍で、ある程度物を整理したお宅も多いのですが、それでも暮らしやすい部屋になっていなかったりする。そこで伝え方を変えてみたのです」
ポイントは、物ではなく「空間」や「部屋の景色」から入ること。収納や引き出しなどの物の片づけは後回しで、まずは自分が居心地のいい「空間」を作る。そのために、部屋にある物をいったん寄せて「更地」にして「景色」を変えようと発信したのです。
きっかけになったのは、2020年秋にスタートした古堅さんのYouTubeチャンネル「週末ビフォーアフター」です。快適な住空間構築のコツを、実際の家の片づけなどを例に紹介したところ人気を集めました。現在のチャンネル登録者は19万人も。
「このやり方に、物を捨てるのに疲れた人、物を手放すのが苦手な人たちが共感してくれて反応がありました。これまでテレビなどでも話していましたが、自分のチャンネルを持てたことで『更地』や『景色』といった私の用語が確立されました」
チャンネルの投稿はすでに百数十本あって、一度に全部見るのは大変。そこで、多くの人が1日で読めるようにと、このほど一冊にまとめたそうです。