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カレーが7000円! 元添乗員が驚く、日本では考えられない海外のグルメ価格
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カナダのカフェで、サンドイッチの朝食が3000円!
もうひとつがカナダで食べた、カフェでの朝食です。昨年、仕事も兼ねて友人が住んでいるカナダのモントリオールに約1か月滞在していました。このときもまた「せっかくだから!」とおいしい店探しにいそしむ日々。そこで人気のカフェ朝食を発見し、ひとりではなかなか行かないという友人も誘って行ってみることにしました。
オープンちょうどに合わせて行ってみるも、すでに行列が。それほどの人気店なのですが、ホテルのような高級感のあるカフェというよりは、ベーカリーのカフェのようなアットホーム感があり、ものすごい高級店! という雰囲気ではありません。
朝食メニューは、グラノーラ、サラダ、シナモントーストなどいくつか種類があったのですが、サンドイッチ的なおかず系のパンが食べたかったので、私はパニーニを注文しました。
中にハム、チーズ、卵が入ったパニーニサンドは26カナダドルでした。カナダドルのレートは当時から今と変わらず110円程度なので、2800円超え。大きさもだいたい手のひらサイズです。ドリンクのカフェラテと合わせて、ほぼ4000円でした。
日本ならカフェのサンドイッチでも高くて800円ほどなので、パン屋さんならもっと安く食べられるな……と。日本と比べること自体がナンセンスですが、いざ日本に帰ってきて冷静になると「なかなか高額だったな」と思ってしまうのです。
日本で500円の素うどんが、パリでは2000円超えというのもざら。海外で日本食を食べようと思えば、材料の価格や調達しやすさといったことも影響するので、高くなるのは仕方がないことです。
日本に戻ればいくらでも食べられるので、海外に行ったときくらい我慢すればいいのですが、なかなかそうもいきません。日本から離れて数日経つと、やっぱり恋しくなってしまうのが人間です。
そして帰国するたび、日本の食のおいしさと安さに脱帽。うれしさとともに「このクオリティならもっと値段が取れるのに……」と、かえって残念な気持ちになるのも正直な感想です。
(Ana)
Ana(アナ)
旅アドバイザー&トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。