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日本は安い? 世界のスタバ価格で各国の物価を比較 元添乗員がすすめる「今が行き時の国」

公開日:  /  更新日:

著者:Ana

日本とほぼ同じ感覚のポルトガル

比較的物価が安いといわれるポルトガル【写真:Ana】
比較的物価が安いといわれるポルトガル【写真:Ana】

 パリやローマといったEU主要観光地ともなれば、お店で1ユーロ台の飲み物はエスプレッソ以外ほぼ見られません。最低でも2ユーロ台からです。

 その点、EUの中で比較的物価が安いと言われるポルトガルでは、首都のリスボンでも、カフェや安いレストランならコーヒーや紅茶、ソフトドリンクが1ユーロ台(頭の数字が1!)から。この時点でかなり安く感じます。

 スタバのラテのトールサイズは2.8ユーロ(約460円)。ほかのEU諸国で買ったラテと比べると、なんだかとても安く感じてしまいました。とはいえ、以前は日本よりもいろいろと安く買えるイメージがあったポルトガルですが、円安の今では日本とほぼ変わりません。

円安の影響はなし? エジプトならスタバも安かった

 逆に、安い! と思ったのはエジプト。500ミリリットルのミネラルウォーターが1本20円程度なので、エジプトの一般的な物価を考えればスタバは高級店です。

 そこでは、アイスラテのトールサイズが60エジプトポンド。昨夏の時点で1エジプトポンド=約4.5円だったので、270円ほどでした。

 円安の影響を感じづらいエジプトは、「今が行き時のおすすめの国のひとつ」ではあるのですが、現金を使う場合は米ドルの影響を受ける場合があります。なぜなら、日本の空港や銀行などの両替所では日本円→エジプト通貨に換金できないため、日本からの場合は米ドルを持っていくからです。

 実際の出費としては違いますが、現地の価値感覚として1ユーロや1ドルは100円くらいでしょう。ここ最近は1ユーロ160円台なので、日本円に換算すると約1.6倍! 旅好きとしては、実際の支出と感覚に納得できる時代が早く来てほしいものです。

(Ana)

Ana(アナ)

旅アドバイザー&トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。