日本へ来る外国人観光客は、アジア圏からだけでなく、遠く離れた欧米諸国からも増えています。日本を訪れた人たちは、どんなことを楽しんでいるのでしょうか。訪日中のドイツ人カップルは、世界的チェーンのファストフード店に来店。日本でしか味わえないメニューに心を奪われたそうです。ふたりが注文したものとは。

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京都では日本の伝統衣装を体験

　スイスとの国境近く、南ドイツからやってきたエルマさんとカトリーヌさん。エルマさんは2回目の訪日で、カトリーヌさんが日本へ来るのは今回が初めてです。

　東京や大阪、京都、奈良を観光し、友人に会うために山梨県甲府市にも足を運びました。日本の東西をめぐったふたりは、道中で日本らしい文化を体験したといいます。

「京都で浴衣を体験しました。浴衣だけじゃなくて、日本にはゆったりとした洋服が多いですね。とてもファッショナブルだと思います。ドイツではタイトなファッションが多いので」

　着物に比べて手軽に和の雰囲気が味わえる浴衣は、外国人にも人気。着心地が軽く、体に合わせてゆったりと着られるのも魅力です。

　カトリーヌさんは、日本の民族衣装をすっかり気に入ったようです。

日本のマクドナルドで食べたメニューに感激

　ふたりは文化だけでなく、おいしいグルメもしっかり堪能しました。宿泊先の朝食がビュッフェスタイルで、エルマさんは湯葉に初挑戦。素朴な味わいながら「とてもおいしかった」そうです。

　また、ふたりは世界的ファストフードチェーン店のマクドナルドにも行ったそう。もちろんドイツにもマクドナルドはありますが、メニューの違いにとても驚いたといいます。

「ドイツと全然違いました！　サムライマックを食べたら、これがめちゃくちゃおいしかった。カトリーヌは、てりやきバーガーを注文していました。あの味もほかの国では見つからないと思います」

　サムライマックは、2021年4月に新レギュラーになった、日本人からも人気を集めるメニューのひとつ。分厚い100％ビーフパティが特徴の、食べごたえのある一品です。

　てりやきマックバーガーも、いわずと知れた、日本で長年愛され続けているメニュー。ポークパティと、日本ならではのコクのある照り焼き風味のソースが絶妙で、ドイツ人のエルマさんもこの味の虜になったようです。

　今回の旅で、日本が大好きになったというふたり。「来年の夏か、秋頃にまた来たい」と、再訪日を熱望していました。次回も、おいしいものや楽しい文化にたくさん触れてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）