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スペイン人が渋谷で衝撃を受けた食べ物とは “ギャップ”に驚き 「とてもいいわね」
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異国を訪れると、何げない食べ物にも興味を引かれるものですよね。ちょっとした屋台の食べ物など、それが母国の人にとっては当たり前でも、外国人からすると斬新に映ります。スペイン・バルセロナ近郊から新婚旅行で日本にやってきたジャウメさん、ミリアンさん夫妻は、東京・渋谷で驚きの食べ物を発見しました。詳しい話を聞きました。
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「スペインは大阪の夜に似ている」
上野公園でおそろいのサングラスをかけていたジャウメさん、ミリアンさんは3月に結婚したばかりの夫婦です。新婚旅行で日本を訪れ、京都、奈良、広島、高山、白川郷など約2週間にわたり、各地を回りました。大阪ではユニバーサルスタジオジャパンも楽しみ、いい思い出になったそうです。
日本から見たスペインの印象は、闘牛やサッカー、サグラダ・ファミリアなどを思い浮かぶ人が多いかもしれません。料理もおいしく情熱的で、陽気なイメージがありますね。「バル」と呼ばれる酒場もあります。
比べて、日本はどう映ったのでしょうか。
ジャウメさんは、「日本とスペインの違いは人々の文化です。ここではすべてがうまくいっています。そして、すべてのことを尊重します」と話しました。
どういうことでしょうか。
ミリアンさんが補足します。
「日本の文化はスペインの文化と最も異なっています。ここでは、物事は非常にうまく機能しています。プロの仕事だと思います。スペインはそうではありません。もっとリラックスしています。ここは人がもっと多くて、お互いに尊重し合っています」
スペインの人口は約4760万人。日本は2倍以上にもかかわらず、東京をはじめとする大都市ではあらゆる都市機能が滞りなく運営されているように見えました。行きかう人々に慌ただしさも感じる一方で、規則正しく活動している姿に驚いた様子でした。
「スペインは大阪の夜に似ています。出歩けば騒がしいですね。それはスペインも同じです」とジャウメさんは続けました。
そんな夫妻は、日本で多くのものを食べました。寿司やラーメン、しゃぶしゃぶなどの定番から、たこ焼き、かつ丼、焼き鳥などもしっかり押さえています。ジャウメさんは、お土産について「食べ物ばかりだよ」とおどけました。
渋谷で出会った衝撃の食べ物とは
さらに、街角でも印象に残った食べ物がありました。「ストリートフード」として挙げたのが、「テンエンチーズ」です。
「硬貨のデザートで中にチーズが入っています。渋谷で食べました」とジャウメさんは笑顔を見せました。
動画や写真を見せてもらうと、確かに「10円」の形をしています。韓国発祥で、SNS映えすると話題の「10円パン」でした。
ミリアンさんは、「甘くてとてもおいしかったわ。見かけはスイーツなのに中はチーズ。とてもいいわね」。欧州ではなじみ深いチーズでも、思わぬ登場の仕方にびっくり。さらに食べ始めると、チーズが伸びる伸びる……。とても斬新だったようです。
日本でハネムーンを満喫した2人は早期の再訪を熱望するほど気に入り、母国への帰路に就きました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)