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ノルウェー人教師が驚いた 日本の焼き肉店の工夫 「画期的」に感じた装置とは
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日本人には当たり前でも、訪日外国人観光客が驚く工夫はいろいろな場所にあります。たとえば、日本人が大好きな焼き肉店にも「画期的」と驚く装置が。ノルウェー人教師が驚いた理由とは。
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「ヨーロッパ人から見ると、見習う点がたくさんある」
16人の生徒を連れて、日本へ来たノルウェー人教師のスノーレさんとウィリーさん。2週間滞在し、京都や大阪、広島を観光しました。実際に日本を訪れてみて、スノーレさんはどんなことを感じたのでしょうか。
「日本では、ノルウェーと異なる文化をたくさん見ることができました。日本は狭い国土に多くの人がいますが、周りの人や外国人を尊重すること、すべてを当たり前と思わないことなど、ルールがあります。我々ヨーロッパ人から見ると、見習うべき点がたくさんあると思いました」
ノルウェーの面積は日本より少し大きいですが、人口は日本の約25分の1。日本のほうが人口密度が高いのに、多くの人が公共のルールを守り、スムーズに物事が回っています。そんな街の様子は、思いやりがあり謙虚に映ったようです。
ノルウェー人が驚き 日本独自の焼くスタイルが画期的
今回の旅は、生徒たちだけでなく、スノーレさんたちにとっても日本の文化を体験できる貴重な機会。日本の食文化にも積極的に触れました。
そのなかで、とくに印象に残ったのが焼き肉です。ヨーロッパでは、自分で肉を焼いて食べる場合、屋外のバーベキューグリルで塊肉や厚切り肉を調理するのが一般的です。
一方、日本の焼き肉は、屋内の七輪やコンロでひとくちサイズの薄切り肉をさっと焼いて食べます。いろいろな部位を好きな分だけ楽しめるのも珍しいでしょう。
焼き肉を初体験したスノーレさんは、屋内でも煙まみれにならない工夫に驚いたようです。
「肉もおいしかったし、自分で食材を選んで、自分で焼くスタイルがおもしろい体験でした。網の上で煙が吸い込まれるようになっているのも画期的で驚きました」
日本の焼き肉店では、各テーブルに筒状の排煙ダクトがついていたり、コンロ自体に排煙装置がついていたりすることが多いでしょう。スノーレさんが訪れた店にも排煙ダクトが設置されており、とても驚いたようです。
生徒たちだけでなく、スノーレさんたちにとっても学びが多かった日本の旅。今度は、個人旅行で再訪日してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)