海外旅行の楽しさは、自国にはない文化や景色を目にできること。訪日する多くの外国人観光客も、日本でしか見られないものに感動を覚えています。日本観光を楽しんだインド人夫婦も、自国では見たことのない風景に感激。写真を撮らずには、いられなかったようです。

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「どうしてあんなに熱いお湯に入れるの？」　旅の思い出を後日レポート

　訪日は2度目というドリーさんと、初めて日本を訪れたラムさんのインド人夫婦。11日間の滞在予定の初日に出会い、日本の街並みの美しさに驚いたことを語ってくれました。そんなふたりから後日、日本旅行で印象的だった街について連絡が。初めての体験や風景を振り返り、その感動を知らせずにはいられなかったようです。

　滞在期間中に、大阪、京都、青森、長野へ行くと語っていたふたり。とくに、長野の野沢温泉は「サルが温泉に入っているんでしょ!?　そんなの日本でしか見られません！」と、楽しみにしていました。しかし、スケジュールや移動の都合で、残念ながらサルが温泉に入る姿は見られなかったそう。ただ、初めて入った日本の温泉では、たくさんの思い出ができたと話します。

　ふたりが訪れたのは、野沢温泉街にある共同浴場のひとつ「中尾の湯」。ドリーさんは、「歴史的な建物なのに現役で、地元の方に日常的に使われていることがとても印象的でした」と、風情ある佇まいに感激。ただ、温泉ならではの高温の湯は、ハードルが高かったようです。

「とっても熱かった！　手を入れるだけでも無理でした。でも日本人はみんな、その熱いお湯に入っているから驚きました。しかも、お年寄りの人が、どうしてあんなに熱いお湯に入れるの？　理解できません。ぬるいお湯もあったので、私はそちらに入りました」

　日本滞在中はまだ寒い時期でしたが、温泉のあとは体がポカポカし、外気がとても心地良かったそうです。

インドでは見たことがない風景に感動　思わず撮影したパノラマ

　さらに、野沢での滞在を印象付けたのは、四季のある日本ならではの自然。長野県の北東部に位置する野沢温泉村は、温泉のほかスキー場としても人気の観光地です。ゴールデンウィークでも、一部のゲレンデで春スキーが楽しめることから、多くの観光客でにぎわっています。

　ふたりが訪れたのは、まだ雪が多かった季節。ゴンドラに乗り、雪山の景色を一望したそうで、そのパノラマに感激したと興奮ぎみに語りました。

「野沢は最高でした！　とても美しい雪景色を見ることができたんです。インドでも北部の山岳地帯では雪が降るので、雪を見たことはありますが、ここまでの雪景色は初めて。本当に行って良かったです」とラムさん。自国では見られない、雪が広がる美しい日本の風景を何枚も撮影したそうです。

　季節によって移ろう、山々の景色。四季のある日本ならではの自然が、ラムさんとドリーさんの心に強く刻まれたようです。今度はぜひ、別の季節の日本の美しい風景を見に来てくださいね。

（Hint-Pot編集部）