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「救急車は映えスポットではありません!」 迷惑すぎる行為に唖然 消防局の呼びかけに「非常識すぎ」の声
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もしものときに駆けつけてくれる救急車。総務省が発表した2023(令和5)年版の「緊急・救助の現状」によると、2022(令和4)年中の救急出動件数は対前年比13.2%増加しています。そうした状況のなかで、救急車内での迷惑行為について注意を呼びかけたのは、岡山市消防局の公式インスタグラムアカウント(okayama_fire119)。3つの事例を再現ドラマで紹介し、反響を呼んでいます。
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実話をもとに再現した3つのケース
「岡山市消防局からのお願い」として投稿された1本の動画。冒頭には、大きく書かれた「救急車は映えスポットではありません!」という文字と、真顔で仁王立ちした救急隊員が映っています。
「※実話をもとに再現しています」とテロップが入れられた動画には、救急車の車内で迷惑行為を行う人の事例が3つ、紹介されています。
○救急車内で記念写真
救急車中のベッドの上で「うわっ、救急車すげぇ! 記念に撮っとこ。どこがええかな~」と、撮影ポイントを探す急病人の男性。次の瞬間、ピースサインをしてスマートフォンで自撮りを始めました。
○付き添いが記念撮影
2例目では、急病者とともに救急車へ乗り込んだ付き添い人がいます。すると「どしたん?」と動画を撮影し、インタビューを始めます。さらに、「ピースw ピースw」とベッドの上の男性を記念撮影。脇に立つ救急隊員も困惑しています。
○救急隊員に撮影を強要
さらに、付き添い人が救急隊員にスマホを渡し、「お兄さん撮って」「映える写真撮ろう」と言い出すケースも。救急隊員が毅然として断りますが、付き添い人はツーショット写真をしつこく強要しています。
このような救急車内での迷惑行為に対して、「救急隊員は傷病者を病院へ搬送するために、懸命に活動しています! 救急車を映えスポットにするのはご遠慮ください!」と呼びかけた同局。
コメント欄には、「こんな人たちがいるんですね」「そんな事案があるんですか!?」「本当にあるんですね。非常識すぎて信じられないです」「そんなことできる元気あるなら救急車呼ぶな。乗るな。自分で病院行けって言いたくなるのにそれが言えない救急隊員さんお疲れ様っす」などの声が寄せられています。
救急車は、命の危険を伴う傷病者や急病人のための搬送用車両です。一刻を争うことが多く、緊急性が低い利用者や、救急隊員の業務を邪魔する人が増えると、本当に必要な人が利用できなくなってしまいます。一人ひとりが適切に利用したいですね。
(Hint-Pot編集部)