人間と暮らすようになる前は、野生動物として見晴らしの良い木の上から獲物を狙い、外敵から身を守っていたねこ。その名残から、ねこは高い場所にいると安心できたり、快適に過ごせたりするそうです。X（ツイッター）で注目を集めているのは、お気に入りの高い場所からジャンプして良い表情を見せるねこ。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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まるで“忍者”!?　ドアの上からジャンプし、見事着地するねこ

「着地のドヤ顔」

　そんなひと言が添えられた動画には、自分の何十倍もありそうな、高～いドアの上にいる黒ねこが映っています。ドアは開いていて、その細いドアの上部にいたねこは、頭から下へ降り始めます。

　前足を器用に使って、何歩か駆け降りると、その勢いのままジャンプ！　床に着地すると、最後はまさにドヤ顔。キリッとしたまなざしとシッポに、達成感を漂わせます。

　この動画がXで公開されると、9000件近い“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「ドヤっとりますね」「見た!?　みたいなキメ顔　素敵」「やったぜの顔ですね」など、着時後の表情に注目する声が集まりました。

　ほかにも「ニンニン」「『扉も閉めたったで！』ドヤァ　ですね」「ねこちゃん。ウルトラCの着地。オリンピック、体操金メダル級だにゃ～。さすが、私の愛するねこちゃんだにゃ～」など、あまりの身体能力の高さに、忍者や体操選手にたとえる声も寄せられています。

「本人は平然としてましたが、今回初めて自分から…」

　動画に映っているのは、今年の6月で推定2歳になる黒ねこの男の子「うに」くん。生後まもない頃、飼い主さんの職場近くの田んぼに遺棄されているところを発見された元保護ねこです。

　当時は小さくか弱い印象だったうにくんも、今では好奇心旺盛で元気に成長。運動神経も抜群です。

　飼い主さんが家の押し入れを開けると、すかさず押し入れの棚に飛び移ってドアの上へ登るという離れ業もやってのけるほど！　どうやら、今回も同じ方法で登っていたようです。

「少しの間、ドアの上でくつろいでいました。気づいたら登っていたのでわからないのですが、おそらく押し入れから登ったのだと思います」

　一般的なドアであれば2メートルほどの高さがありますが、その高さをものともせず、伝い降りて着地に成功したのですから、ドヤ顔をするのもうなずけますね。このあとはどうしたのでしょうか？

「いつものように窓の近くに行って“ニャルソック”（外を眺める）に戻っており、本人は平然としていました。自分から降りてきたのは初めてのことで、私は驚きでした（笑）」

飼い主さんお墨付きの運動神経！

　うにくんはキャットタワーや冷蔵庫の上などにもよく登るそうで、ドアの上にいるのも、高いところにいるのが楽しいからではないかと飼い主さんは予想しています。運動神経がとても良いうにくんですが、ほかにもこんなエピソードを教えてくれました。

「ボールを投げると、どんな体勢でもジャンプしてキャッチします。そんなところに運動神経の良さを感じますね」

　元気いっぱいのうにくん。これからもできることがどんどん増えて、どんな技が繰り出されるか楽しみですね！

○取材協力：うに 1才（@uni_kuroneko）さん

（Hint-Pot編集部）