どうぶつ
「中に誰か入ってる?」 元保護ねこが直立不動になった理由 お風呂場で見たものとは
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生後間もない頃に保護されたちびすけくん 先住ねこともすっかり仲良しに
かわいい直立ポーズで多くの人を笑顔にしたのは、元保護ねこで7月に2歳になる「ちびすけ」くん。生後間もない頃には、眠気と戦いながら寝落ちする愛らしい姿が話題になりました。
飼い主の椹野さんは「最後の晩ごはん」(角川文庫刊)や「ハケン飯友」(集英社オレンジ文庫)ほか、数々のシリーズ作品が人気の有名作家。執筆の合間には保護ねこ活動も行っていて、ちびすけくんを土砂降りの中で保護し、お迎えしました。
先住ねこ4匹と一緒に暮らす、ちびすけくん。お迎え当初は「シャーシャー」と警戒することもありましたが、今ではすっかり仲良しに。椹野さんは最近のちびすけくんを「無邪気で社交的なところは変わりませんが、ちょっと思春期なのか“ひとり”の時間を欲することがあります」と話し、成長を実感しているようです。
お風呂に湯を張ると飲みに来るちびすけくん
椹野さんによると、ちびすけくんはお風呂にお湯を張ると、温度チェックなのか、温まるためなのか、毎回“張りたてのお湯”を飲みに来るそう。今回の写真が撮影されたのは、5月5日の子どもの日。椹野さんは風習に倣い、お風呂にショウブを入れることにしました。
「お風呂にショウブを投入したところ、毎晩のようにお湯を飲みに来るちびすけが固まってしまいました。10秒あまりそのままでしたが、スッと前足を下ろし、何事もなかったように静かに退出。とくに怯えた様子はなかったので、ただ驚いただけだと思います」
どうやらちびすけくんは、初めて目にするショウブの束が何かわからず、びっくりしてしまったようです。
そんなちびすけくんや先住ねこたちの日常のほっこりする様子が昨年、フォトエッセイ「ちびすけmeetsおおきい猫さんたち」(三笠書房刊)という本になりました。椹野さんが愛らしい写真を厳選し、綴ったエッセイは人気になり、年内には続編も発売する予定だそうですよ。
(Hint-Pot編集部)