人間でも動物でも、赤ちゃんが気持ち良さそうにスヤスヤと眠る姿には癒やされますよね。今回ご紹介するねこの赤ちゃんは、寝落ちの時からかわいすぎると評判です。足をバタつかせて飼い主さんをじーっと見つめながらも、次第に目が閉じていく姿はまさに眼福！　ツイッター上で話題になった動画について、飼い主の椹野道流（ふしのみちる、@MichiruF）さんに詳しいお話を伺いました。

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作家の椹野道流さんとねこたち　背景には保護ねこ活動が

　元保護ねこの「ちびすけ」くんは生後1か月の男の子。飼い主の椹野さんは最近、保護した子ねこを育て、地元の動物愛護協会と協力して里親に譲渡するという活動をしています。すでにお気づきの方も多いと思いますが、椹野さんは「最後の晩ごはん」（角川文庫刊）などの代表作を持つ有名作家。執筆の合間に保護ねこ活動を行っているそうです。

「土砂降りの夜にかすかな泣き声を聞きつけ、しばらく母親が駆け付けるかなと待っていたのですがその気配がないので、探し回って保護しました。ずぶ濡れでした」

　椹野さんのおうちには、4匹の先住ねこがいます。年齢不明の「とび」ちゃんと5歳の子どもたち「甘利兄さん」と「福本」くん、「波多野」ちゃんです。そんな中でちびすけくんは、人見知りや物怖じをしない陽気な性格を発揮しているのだそう。

「最近の保護活動もあって、ちびすけがやってきた時の先住ねこたちは『またか……』という感じでした。特に親しんではいないのですが、とても興味があるようですし、軽い威嚇はしても、いじめたりはしません」

　まだ生後間もないちびすけくんは、ごはんが上手に食べられません。両手をごはんの中に突っ込んでしまうため、毎食後は全身を拭いてもらいます。その時にリラックスすると、“へそ天”の状態になってしまうそうです。