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「どこを見渡しても…」 アメリカ人が驚いた日本の変化 再訪日で気づいたこととは
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日本を訪れる外国人観光客のなかには、訪日リピーターも少なくありません。再び訪れた日本では、変化を感じることもあるようです。5年ぶりの日本旅行を楽しんでいるというアメリカ人は、街中で見たある変化に驚きを覚えたといいます。前回の訪日と比べ、どんな違いを感じたのでしょうか。
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「親切な人ばかりだから、それだけが不思議」
東京駅で出会ったのは、アメリカのユタ州からやってきたマーシャルさん。2019年以来、2度目の訪日だそう。友人とともに、2週間かけて大阪、奈良、京都、金沢などをめぐる予定です。
マーシャルさんは日本で、とても不思議に思っていることがあるそう。それは飲食店の店員の対応です。アメリカでは入店後、すぐに店員が注文を取りに来るようですが、日本はそうではないといいます。
「友人と毎日、どちらが『スミマセーン』と店員に声をかけるか、当番で決めています(笑)。言葉の壁を感じているのか、シャイなのかはわからないけど……。サービスはすごくいいし、親切な人ばかりだから、それだけが不思議です」
どうやら、英語が不自由で躊躇しているわけではなく「注文したあとは会話が弾むこともありますし、街中でも店員と客がやりとりしているのも見ています」というマーシャルさん。コミュニケーション方法の違いを感じているようです。
「前は1組、遠くに見かけたくらいで…」 街中で目についた変化
そんな日本の飲食店では「英語のメニューがすごく増えています」と、以前の訪日からの変化を感じているマーシャルさん。それ以上に、驚いていることがあるそうです。
「前回は全然いなかったですが、外国人観光客が本当にたくさんいますよね! 前に来たときは滞在中に1組。それも遠くに見かけたくらいで……。今回は、どこを見渡しても外国人旅行者がいて、びっくりです」
日本を訪れる外国人観光客の数は、コロナ禍により激減したものの、渡航制限が解除されると再び増加。日本政府観光局によると、昨年は2500万人を突破しました。韓国や中国などのアジア圏からの観光客が多いなか、アメリカやヨーロッパから来る人の数も伸びています。
世界中からたくさんの人たちが訪れる日本。マーシャルさんが2度目の旅を楽しんでいるように、多くの人たちにも「再訪したい」と思ってもらえるといいですね。
(Hint-Pot編集部)