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「暑くなる前とかがけっこう多い」 消防局が注意を促す「熱中症の真実」に納得の声
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環境省と気象庁が23日、八重山地方に熱中症警戒アラートを発表しました。全国各地で夏日が観測されるなど、暑さを感じる季節。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、熱中症への注意を呼びかけています。夏はまだ先と思いがちですが、早めの対策が大切なようです。
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「クラクラしたり頭痛くなったりする」
「【熱中症の真実】」
そんなひと言を添えて投稿された動画には、診察室らしき場所でのやりとりが映っています。最近、体に不調を覚えた隊員さんが、なにやら医師に相談しているようです。
まだ本格的な夏を迎える前なのに、「クラクラしたり頭が痛くなったりする」症状があると訴える隊員さん。すると医師は、以前にも同様の症状がなかったかなどを確認しつつ、熱中症の可能性があると指摘しました。
「熱中症って8月とかむちゃくちゃ暑いときよりも、梅雨に入る前とか梅雨明けとか、暑くなる前とかがけっこう多い。体が暑さに慣れてなかったりすると、熱中症になるんですよ」
気温はそれほど高くなくても、まだ体が暑さに順応できていない時期は、熱中症になりやすいそう。「だからこの時期から『暑熱順化』といって、ちょっとずつ汗をかくようにして体を慣らしておくのが大事」と注意を促します。
「暑熱順化」とは、体を暑さに慣れさせること。暑熱順化することで低い温度でも汗をかきやすくなり、体から熱を逃して体温の上昇を防ぐことができ、熱中症になるリスクを軽減できるといわれています。
今回の投稿にコメント欄には、「まさに今日の息子がそうかもしれないです」「私も熱中症にならないのに、なぜか5月・6月がな~んか調子が悪かったんです。納得です」「そうか! 今から熱中症には気をつけます!!」「参考になります」など、隊員さんと同様に不調を感じていた人たちの声が多く寄せられています。
厚生労働省のウェブサイトによると、適度な運動や入浴などで発汗を促し、無理のない範囲で汗をかくようにすることで、個人差はありますが数日から2週間ほどで体が暑熱順化するそう。また、「暑さに慣れるまでは、十分に休憩を取ること」が大切だといいます。
本格的な夏を迎える前に、水分補給や休憩を心がけながら汗をかき、暑さに備えたいですね。
(Hint-Pot編集部)