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ホームセンターで弱ったヤモリ、購入希望者に店員がまさかの提案 「優しい世界に泣いた」
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ホームセンターのペットコーナーで売れ残った弱ったヤモリの購入を申し出たところ、店側から「今の状態で販売はできない」「(無償で)里親という形ではどうか」と提案を受けた――。そんな心温まる投稿がX(ツイッター)で話題を呼んでいます。ペットの生体販売には否定的な声も多いなか、「ホームセンターって劣悪な環境の所ピックアップされるけど、いい場所もあるんだよって知って欲しい」という思いで一連のエピソードを報告したという投稿者に、詳しい経緯を聞きました。
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店員が「今の状態で販売はできない」「里親という形ではどうか」とまさかの提案
「ホームセンター内のペットショップの爬虫類コーナーで見守ってた子 10ヶ月くらい見てたらどんどん痩せていっちゃって、爬虫類に詳しい店員さんがやめちゃって、規模縮小」「今いる店員さんは爬虫類勉強中らしく、拒食の対処がわからないし、小動物も手がかかるし、人手は足りてないしで店としてちょっと困ってるのは聞いてて……」
今月27日の投稿では、店員の異動により近所のホームセンターのヤモリが日に日に弱っていることや、投稿者がそのヤモリの様子を以前から気にかけていたことなどがつづられています。見かねた投稿者が購入を申し出たところ、店側から「今の状態で販売はできない。すぐなくなる可能性もあるし値札も外して調整中にしている」「上に連絡してみて許可とれたら里親という形ではどうか」と思わぬ提案を受けたといいます。
投稿者は続く投稿で「そこのホームセンターは結構しっかり管理や環境作ってくれてたけど限界があると。上記の状況からも、拒食のこの子がここで可哀想なことになるのがとても苦しいし、助けてあげられないかもしれないってずっと心配で……。ととても愛されていたんだなって思えたんだよね」「パッキングしてる最中も、レジに向かう数十メートルの間も『よかったねぇ』『お姉さんのところで幸せに過ごしてね』『可愛がってもらうんだよ』『本当に良かった』って、ずっと繰り返し声掛けてて、本当に愛されて心配されて可愛がられてたんだなって涙出そうになった。自分にどれだけのことが出来るかわからないけど、やれることは全部やってあげたい」と、ヤモリがいかに大切にされていたかを長文で伝えています。
投稿者は自宅でヤモリを14匹飼育しているというあめみや(@amemiya_rop)さん。「お迎えしたのは約2歳のメスのヒョウモントカゲモドキ(レオパルドゲッコー)で、ブラッドサッカーという種類です。購入ではなく里親という形で、無償で譲渡していただきました」とホームセンター側とのやり取りを明かします。
譲渡を受けたヤモリの様子については「ヒョウモントカゲモドキは気分や環境や餌の好き嫌いなどで食事を拒否すること(拒食)があり、それが続くと痩せていってしまいます。まだ(譲渡から)1週間しかたっていないのでなんとも言えませんが、がんばってくれています。毎日数ミリずつコオロギ粉末を水で溶かしたものを舐めさせています」とのことで、「すもあ」と名付け懸命にお世話を続けているといいます。
一連の投稿には、「優しい飼い主さんにお迎えしてもらってよかった 元気になって長生きしてほしい」「生体販売には基本的に反対だけど、一生懸命お世話してくれている店員さんがいることはある」「優しい世界に泣いた」など、感動の声が多数寄せられており、あめみやさんは「こんなに応援して見てくださるとは思っていなかったのでありがたい限りです。厳しい意見もあるかもしれないと思いましたがほとんどなく、たくさん元気をもらっています! ありがとうございます!」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)