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カミラ夫人 「嫌われ者」から「価値あるメンバーのひとり」へ変わった理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

カミラ夫人【写真:Getty Images】
カミラ夫人【写真:Getty Images】

チャールズ皇太子を支え控えめなアプローチが模範的と英紙報じる

 長年の交際を経て2005年にチャールズ皇太子と結婚したカミラ夫人。ロイヤルファミリーの仲間入りをした当初、世論はカミラ夫人の王室入りに反対していたとされていたが、「嫌われ者」から、現在同夫人は「最も価値のあるメンバーのひとり」となった、と王室評論家は主張しているという。英メディアが報じている。

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 チャールズ皇太子とカミラ夫人は数十年続いた関係の末、結婚。しかし英国民からは、カミラ夫人はチャールズ皇太子とダイアナ元妃との結婚を崩壊させたと人物として非難され、公爵夫人となったときの世間からの視線は冷ややかなものだったと、英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は報じた。

 カミラ夫人は批評家たちによって“結婚を崩壊させた人物”とされ、これは1997年に起きた自動車事故でダイアナ元妃が悲劇的な死を迎えたことでさらに定着したという。

 ダイアナ元妃の死で定着したカミラ夫人に対する世論と、エリザベス女王は同様の意見だったと王室の伝記作家のペニー・ジュナー氏は主張した。

 2017年、ジュナー氏は英大衆紙「デイリー・メール」で次のように語ったという。

「女王は、ダイアナ元妃の死の前からカミラ夫人にいなくなってほしいと思っていて、その思いはずっと変わらない様子でした。女王の個人秘書、ロバート・フェローズ氏はダイアナ元妃の義理の兄でもあったので、切実な見解だったと思います」

「アンドリュー・パーカー=ボウルズ氏と結婚していたカミラ夫人は、女王のお気に入りでした……。しかし、チャールズ皇太子と結婚して以来、チャールズ皇太子に降りかかった困難に対して、故意か否かにかかわらず、常に責任を負ってきたのはカミラ夫人でした」

 カミラ夫人に対する世間の目が変わり始めた2005年、チャールズ皇太子とウィンザー・ギルドホールでようやく民事婚を行った。それ以来、王室の最も高く評価され信頼できるメンバーのひとりになったという。

 王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、「エクスプレス」紙に、カミラ夫人はチャールズ皇太子を支えていることを語り、「チャールズ皇太子はカミラ夫人を心から愛している」と主張。また慈善活動でも重要な役割を果たしているという。そういった王室の義務に対するカミラ夫人の「控えめな」アプローチの積み重ねによって、“模範的な王室メンバー”であり続けると述べた。

(Hint-Pot編集部)