カルチャー
フィリピン人夫婦「すごく偉い人になった気分」 自国とのシステムの違いにびっくり 日本発祥の娯楽施設とは
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日本発祥のものでも、海外に行くと、その土地や国民性に応じて大きく様変わりすることがあります。東京観光を楽しんでいたフィリピン人夫婦によると、日本生まれの娯楽が自国でも日常に溶け込んでいるそうです。しかし、日本の施設に行ってみると、まったく違うシステムであることに驚きました。「偉い人の気分」が味わえた施設とは、どこだったのでしょうか。
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家族旅行で東京を観光
日本へは以前も来たことがあるという、フィリピン人のリリーさんとジョイさんご夫婦。今回は、日本に来るのは初めてだという大学生の娘と10歳の息子を連れての家族旅行です。5日間の滞在を予定しており、新宿や渋谷、浅草など東京を観光します。
リリーさんにフィリピンと日本の違いを聞いたところ、意外な答えが返ってきました。それはカラオケボックス。フィリピンの人にとって「歌うことは生活の一部」で、みんなカラオケが大好きだといいます。
「バスの車内やお店の中でもBGMが絶えず流れているし、いつもどこかで誰かが歌っている感じです(笑)。暖かい気候も相まって、陽気な国民性の影響なのかもしれません」
電話で注文 個室まで運んでくれるシステムに驚き
普通のレストランにもカラオケマシンが設置されており、店員が歌いながら仕事をしている姿はフィリピンの日常なのだとか。そのため、リリーさんは初めて日本のカラオケボックスに行ったときにとても驚いたことがあるそうです。
「日本のカラオケは個室なのでびっくりしました。あと、部屋ごとに電話があって、食べ物を注文したら店員さんが持ってきてくれる! なんだかすごく偉い人になった気分でした(笑)」
リリーさんによると、フィリピンでは個室でカラオケをする文化があまり一般的ではなく、大勢の人の前で一緒に歌うのが当たり前。きょうだいの人数が多く、誕生日やパーティーなどで家族や友人が集まると大人数になるため、そういうときにカラオケは欠かせないアイテムです。また、歌のコンテストも盛んに開催されているのだとか。
一方、日本には、1人分のスペースしかない小さなボックスで思う存分歌える“ひとカラ”もたくさんあります。日常的に大人数でカラオケを楽しむフィリピンの人から見ると、確かにプライバシーが守られた日本のカラオケには特別感があるかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)