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佃煮としぐれ煮の違いとは? ごはんのおともになる簡単な作り方 栄養士に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

常備菜として佃煮を作ろう

 使い切れない、または残りがちな食材があれば、佃煮づくりにチャレンジしてみるのも良いでしょう。小鍋で作る方法もありますが、時短で電子レンジでも作れます。洗い物も少なく手軽です。

 たとえば、使い切れずに湿気ってしまった焼きのりがあれば、佃煮にしておくのも良いでしょう。ちぎったのり(1枚)を耐熱容器に入れて、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を同じ割合(各小さじ2)で加え、ラップをして電子レンジ(600W)で加熱すると佃煮ができます。

 同様に、スーパーマーケットなどで手に入りやすいシラスも、自家製佃煮にしておくと、いつもとは違った味わいを楽しめますよ。耐熱容器にシラス(100グラム)を入れ、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を同じ割合(各大さじ3)で加え、電子レンジ(600W)でときどきかき混ぜながら、合計10分ほど加熱して完成します。

 常備しておけば、ごはんのおともはもちろん、パスタやチャーハンの具、冷ややっこのトッピングなどにも。清潔な保存容器に入れて冷蔵保存して、風味が落ちないうちにできるだけ早めに食べましょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾