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しょうゆは常温か冷蔵か? 間違えやすい調味料の保存方法3選

著者:永瀬 なみ

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多彩な調味料。その保存方法にもそれぞれのベストがある(写真はイメージ)【写真:写真AC】
多彩な調味料。その保存方法にもそれぞれのベストがある(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「調味料の保存、なぜその方法なの?」と聞かれたらどう答えますか? 調味料の保存方法について深く考える機会は意外に少ないもの。もしかすると、自己流の保存方法では間違っているかもしれません。今回は、筆者が独自に調査して驚いた“調味料の保存方法”を3つ紹介します。

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しょうゆとみりん風調味料は冷蔵がベスト?

 キッチンの棚や食卓の上など、常温の場所に置いている調味料は少なくないでしょう。しかし中には、冷蔵した方が良いものもあります。実際のところ、自宅にある調味料のラベルを確認してみると意外な調味料に「要冷蔵」と書かれていました。

※正しい保存方法は各メーカーの公式ウェブサイトおよび商品ラベルを必ずご確認ください。
※すべて開栓後を想定した保存方法です。

 
<1. しょうゆは冷蔵保存がベスト! ただし密封タイプは要注意>

 流し台や調理台の下に保存しがちなのが、しょうゆ。ですがヤマサ醤油株式会社の公式ウェブサイトによると、実は冷蔵保存がベストだそうです。

参考:ヤマサ醤油株式会社 しょうゆQ&A

 キッコーマン株式会社の公式サイトでも、最適な場所は「冷暗所」とされています。また流し台や調理台の下は、暗所ではあっても“温度の低い場所”であるとは限らないとのこと。そのため、通常のボトル(瓶・ペットボトル)に入ったしょうゆは冷蔵庫での保管を勧めています。

参考:キッコーマン株式会社 しょうゆのQ&A

 ただし、商品によってはメーカーが常温保存を勧めている場合もあります。例えば密封ボトルタイプの場合、冷蔵庫で保存すると庫内と室内の温度差で膨張したしょうゆが飛び散ったり漏れ出したりする恐れがあるそうです。

参考:イチビキ株式会社 目的別のご質問・保存

 しょうゆは商品やメーカーによって推奨している保存方法が異なりますので、迷った時は本体のラベルを確認してみてください。

 
<2. みりんは種類によって冷蔵と冷暗所保存に分かれる>

 続いて紹介するのは、みりんと料理酒の保存方法です。みりんや料理酒の場合、しょうゆとは違って「冷暗所で保存」と書かれている商品を冷蔵保存する必要はありません。

 ご存じの方も多いと思いますが、一般的に「みりん」と呼ばれている調味料には「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ」の3種類があります。このうち開栓後に冷蔵保存すべきは、アルコール度数が低い「みりん風調味料」のみです。

参考:キッコーマン株式会社 みりん・料理酒のQ&A

 宝酒造の公式ウェブサイトによると、約12.5~14.5%のアルコールが含まれているみりん(本みりん)は傷みにくいとのこと。ラベルに「開栓後要冷蔵」と書いていない場合、高温にならず、かつ温度変化の少ない場所に保管しておけばOKだそうです。

参考:宝酒造株式会社 お客様相談室 Q&A一覧

 とはいえ、みりんの種類やアルコール含有量などを購入前に確認している人や、見ただけで種類を判断できる人はそう多くないでしょう。正しい保存方法を知りたい人は、購入や開栓の際にぜひラベルを確認してみてくださいね。

 
<3. みそは冷凍保存がベスト……とは限らない?>

 ここ数年で出回っている「みそは冷凍保存がベスト」説。その情報を知ってからは、筆者もみそを冷凍保存していました。

 しかし今回リサーチしてみて分かったのは「メーカーは冷凍を特に強く推しているわけではない」という事実。基本は冷蔵で、冷凍は“冷蔵庫に入れられない理由(満杯など)があるならしても大丈夫”なレベルでした。

 また冷凍保存の際には、冷凍に適した容器なのかを事前に確かめる必要があるようです。購入したパックのまま冷凍している人は、冷凍しても大丈夫な容器かどうかを公式サイトで一度チェックした方がいいかもしれません。調べても分からない時は、念のため冷凍保存が可能な容器に移し替えてから冷凍すると安心ですよ。

参考:マルコメ株式会社 よくあるご質問「保存・賞味期限について」
   ハナマルキ株式会社 よくあるご質問

(永瀬 なみ)